
ミュージアムは幸せのためのインフラになりうるか? JKMM Architectsが考える、心の拠り所としてのミュージアム
ミュージアムでの体験が、人の幸せにどのように関わっているのか、ミュージアム建築を数多く手がけるフィンランドの建築設計事務所JKMM Architects(以下、JKMM)の活動を通してそのヒントを探りたい。

ミュージアムでの体験が、人の幸せにどのように関わっているのか、ミュージアム建築を数多く手がけるフィンランドの建築設計事務所JKMM Architects(以下、JKMM)の活動を通してそのヒントを探りたい。

第8回
世界中に20以上の展示スペースとアートセンターを運営し、アート業界において絶大な影響力を持っているハウザー&ワース。ラーニングや出版、持続可能性といった領域での実践は同ギャラリーにとってどのような意味をもつのだろうか? 共同設立者であるアイワン・ワースとマニュエラ・ワース、そしてパートナーで社長のマーク・パイヨに話を聞いた。

第17回
彫刻家として活動しながら、彫刻研究者、評論家、出版社代表と多彩な顔を持つ小田原のどか。2023年秋、つなぎ美術館(熊本)での個展で住民参画型の「彫刻選挙」を企画した作家に、これまでの活動に通底する「彫刻」というテーマや、現在の関心と意識について話を聞いた。

愛知県芸術劇場とDance Base Yokohamaは、高崎芸術劇場、神奈川県民ホールと連携し、6〜7月に群馬、神奈川、愛知の3劇場を巡る「NDT (ネザーランド・ダンス・シアター) プレミアム・ジャパン・ツアー2024」を開催する。

食に関する活動家団体「Riposte Alimentaire」が、フランス・リヨン美術館で展示中のクロード・モネ《春》にスープを投げつける攻撃を行った。

第16回
国内外各地に中長期にわたり滞在し、社会問題や自然災害について主に映像インスタレーション作品として発表してきたキュンチョメ。フィリピンやハワイの海で制作された新作で構成した、公立美術館での初個展に際して、近年の心境の変化や制作の背景、そして2人が目指す「幸福」について話を聞いた。

映像作品を美術館やギャラリーで鑑賞する意義や可能性はどこにあるのだろうか。美学・表象文化論の研究者である星野太の論考をお届けする。

2023年に金沢の国立工芸館で開催され話題を集めた「ポケモン×工芸展 ─美とわざの大発見─」が、静岡・熱海のMOA美術館に巡回する。会期は7月6日〜9月9日。

村上誠・渡の兄弟と山本裕司の3名が協働で行った、美術制作のプロジェクト「天地耕作」の軌跡をたどる展覧会「天地耕作 初源への道行き」が静岡県立美術館でスタートした。会期は3月27日まで。

東京都渋谷公園通りギャラリーで、折元立身、酒井美穂子、スウィング、村上慧の4組が参加する展覧会「共棲の間合い -『確かさ』と共に生きるには-」が開幕。会期は5月12日まで。

市原市、木更津市、君津市、袖ケ浦市、富津市の内房総5市を舞台に開催される「百年後芸術祭〜環境と欲望〜内房総アートフェス」(会期3月23日~5月26日)。そのプログラム詳細を紹介する企画発表会が行われた。

いけばな草月流の創設者として知られる勅使河原蒼風。その個展が、東京・六本木のタカ・イシイギャラリーで開催される。会期は2月10日〜3月16日。

パナソニック汐留美術館で開催中の「フランク・ロイド・ライト 世界を結ぶ建築」(〜3月10日)が、混雑緩和のため2月17日以降の土曜日・日曜日・祝日、および3月1日~3月10日までの全日で日時指定予約を導入する。

東京藝術大学大学美術館で開催される「大吉原展」の広報について、人身売買や性の商品化といった負の側面が触れられていないとの指摘が相次いだ。これを受けて主催が展覧会主旨を説明する文面を発表した。

国際宇宙ステーションに長期滞在し、地球を超高解像度写真、動画、360度VR動画で撮影し宇宙から地球を見る体験を再現する宇宙アートプロジェクト「WE」を、アーティスト・写真家の高松聡が発表した。

香川県琴平町の文化・芸術関係者による任意団体「琴平芸術研究所」が、2月末まで「まちぐるみコンテンポラリーアートギャラリー琴平プロジェクト」を開催中。地域とアートとの関連性を探求する様々なプログラムを紹介する。

2月9日、麻布台ヒルズに開館した新しい「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」。開館に先立ち、この新たなミュージアムのコンセプトや日本初公開の新作、そして連続し合う作品群の背後にある思想について、チームラボ代表の猪子寿之にインタビューを行った。

表参道のGYRE GALLERYで、フォトグラファー・高木由利子の写真展「カオスコスモス 弐 —桜—」が開催される。会期は3月1日〜4月29日。

今週開幕・閉幕する展覧会から、とくに注目したいものをピックアップしてお届け。2月第2週は「チームラボボーダレス」「Tangent」「共棲の間合い」「天地耕作 初源への道行き」「ダレン・アーモンド Timeline」「ニューホライズン 歴史から未来へ」「CAPITALISM」の7つのご紹介。

取り壊しの危機にあった世田谷・豪徳寺にある明治期の洋館「旧尾崎テオドラ邸」が今年3月、新たに生まれ変わる。