活動家団体、今度はモネ作品をスープで攻撃

食に関する活動家団体「Riposte Alimentaire」が、フランス・リヨン美術館で展示中のクロード・モネ《春》にスープを投げつける攻撃を行った。

Riposte AlimentaireのX(旧Twitter)より

 食に関する活動家グループ「Riposte Alimentaire(食の反撃)」が2月10日、フランス・リヨン美術館で展示中のクロード・モネ《春》(1872)にスープを投げつける攻撃を行った。

 同団体のX(旧Twitter)では犯行の様子が投稿されており、「芸術は人生に対するもっとも美しい賛辞である。しかし、未来の芸術家たちには、焼け野原になった地球で描くべきものは何も残されていない。彼らはもはや夢を見ることはないだろう。いくつもの対立が渦巻く世界で。私たちにはまだ選択肢がある。目覚め、抵抗しなければならない」などとコメントを残している。

 作品はガラスによって保護されていたが、今後詳しい調査が行われる予定だという。

 持続可能な食料の供給を主張する「Riposte Alimentaire」は、今年に入ってルーヴル美術館で《モナ・リザ》にスープを投げつけるという攻撃を行っている。

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