第6回

地方から世界水準の芸術教育を。倉敷芸術科学大学・川上幸之介研究室インタビュー

現代美術の可能性を拡張するアーティストやスペース、プロジェクトを取り上げるシリーズ「美術の新たな目つきを探して」。第6回は、世界的に著名なアーティストやキュレーターとのコラボレーションを数多く実現させてきた、倉敷芸術大学の川上幸之介研究室に話を聞く。

芸術祭のオルタナティブとジレンマ。高嶋慈評「梅田哲也 イン 別府」

国際的に活躍する1組のアーティストを招き、地域性を活かしたアートプロジェクトを実現する個展形式の芸術祭「in BEPPU」が2020年12月から3ヶ月間開催された。5回目となる本年の招聘作家は梅田哲也。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、集客型の大型芸術祭が中止するなか、本展はポストコロナにおける新たな芸術祭モデルとなり得たか、また、地域芸術祭としての批評性はいかなるものだったのか。高嶋慈がレビューする。

REVIEW

アーティストの3つのキャリアステージを支援。「三菱商事アート・ゲート・プログラム」が申請受付をスタート

アーティストの異なる3つのキャリアステージに合わせ、資金援助など約2年にわたってアーティストの成長や制作活動の発展をサポートする「三菱商事アート・ゲート・プログラム」が、5月13日より申請受付をスタートさせた。スカラシップ、ブレイクスルー、アクティベーションの3部構成となる同プログラムでは、1名(組)のアーティストにつき最大400万円の支援金を提供し、メンターによるアドバイスや、2年間の成果発表の場としての展覧会などの機会も与える。

NEWS / HEADLINE

暗渠化された渋谷の川を滝に。 檜山真有評 光岡幸一「もしもといつも」

コロナ禍でのオリンピック開催とさらなる都市開発に揺れる東京。アーティストの光岡幸一は、原宿・BLOCK HOUSEでの個展で、暗渠化された渋谷の川を滝としてギャラリーに取り込み、会期中、その水の飛沫で写真作品やオブジェに変化を与えつづけた。その光景から浮かび上がる人間の営みや都市の機微とはいかなるものか? キュレーターの檜山真有が論じる。

REVIEW

グランプリに個展開催権と制作費30万円。第23回写真「1_WALL」展がガーディアン・ガーデンで開催へ

写真界の次世代を担う若手を発掘する第23回写真「1_WALL」展が、5月18日〜6月19日に銀座のガーディアン・ガーデンで開催される。今回のファイナリストは、香取声、木原千裕、佐久間靖浩、曾迪生、長谷川愛実の5名。6月3日に行われる公開最終審査会で選出されるグランプリ受賞者には、1年後の個展開催の権利と個展制作費30万円が贈られる。

NEWS / PROMOTION

都と国で温度差。美術館は再開か休館継続か

3度目の緊急事態宣言が31日まで延長されるのを受け、都内の美術館は対応に追われている。国が運営する国立美術館は12日からの再開に踏み切るいっぽう、都立の美術館は休館を継続。同じエリア内でも判断がわかれた。

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