アートを通して起こる地域とクリエイションの循環。国東半島を舞台に実施される「石の部屋」ツアーとは?

2020年に大分県豊後高田市の長崎鼻にオープンした「不均質な自然と人の美術館」。福岡を拠点とするクリエイティブ・ラボ「anno lab(あのラボ)」による3点のインスタレーション作品が常設される美術館だ。メンバーは開館の準備段階から土地との関わりを深め、現地の文化に触れていくなかで新作《石の部屋》の構想を温めた。来たる3月5日〜6日、その作品発表に伴い、国東の自然と文化を深く体験できる「石の部屋」ツアーが実施される。

INSIGHT / PROMOTION

「ぺらぺらの彫刻」から、映画論のアンソロジーまで。『美術手帖』2月号新着ブックリスト(2)

新着のアート&カルチャー本の中から毎月、注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を取り上げる、雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナー。「ぺらぺら」をキーワードに彫刻を考える1冊『ぺらぺらの彫刻』から、21人の映画論者それぞれの方法論を紹介する『映画論の冒険者たち』まで、注目の新刊を3冊ずつ2回にわたり紹介する。

INSIGHT

「彫刻」を問い直す1冊から、21世紀の映画を論じる映像批評集まで。『美術手帖』2月号新着ブックリスト(1)

新着のアート&カルチャー本の中から毎月、注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を取り上げる、雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナー。アーティストであり批評家の小田原のどかが彫刻を「思想的課題」として論じる『近代を彫刻/超克する』から、21世紀の映像を明るさ/暗さの両面から論じる『明るい映画、暗い映画』まで、注目の新刊を3冊ずつ2回にわたり紹介する。

INSIGHT

PREMIUM

第6回

「タコの滑り台」は著作物なのか? 機能のある実用品のデザインの著作権を考える

タコをモチーフにしたユニークな滑り台。この著作権をめぐる2つの会社の裁判において、タコの滑り台は著作物ではないという判決がくだされた。Art Lawの専門家である弁護士・木村剛大が、この事例から機能のある実用品のデザインの著作権について解説する。

最初の緊急事態宣言下で発表されたインターネットアート。《隔離式濃厚接触室》資料化の意義を企画者・武澤里映に聞く

最初の緊急事態宣言下で発表された布施琳太郎の《隔離式濃厚接触室》(2020)。今回新たに制作された資料版が大阪大学総合学術博物館でお披露目となり、また国際日本文化研究センターに収蔵が決まった。ポストコロナの社会について様々に論じられてきた約2年後のいま、本作の資料版を制作する意義について、企画者の武澤里映に話を聞いた。

INTERVIEW

第46回

書評:現代の芸術実践にはいかなる革命が可能か? 『流れの中で インターネット時代のアート』

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本から注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2022年2月号の「BOOK」2冊目は、批評家のボリス・グロイスが「流れ」をキーワードに新たな時代のアートを論じる『流れの中で インターネット時代のアート』を取り上げる。

SERIES / BOOK

第45回

書評:「世界をかたちにしていく」営為としての彫刻。『彫刻の歴史 先史時代から現代まで』

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本から注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2022年2月号の「BOOK」1冊目は、彫刻家アントニー・ゴームリーと批評家マーティン・ゲイフォードが古今東西の彫刻について語る『彫刻の歴史 先史時代から現代まで』を取り上げる。

SERIES / BOOK