
「芸術写真の神様」塩谷定好の生誕120年を記念して。「塩谷定好とその時代」展が鳥取県立博物館で開催中
大正末期から昭和初期にかけて隆盛した「芸術写真」の第一人者、塩谷定好。その生誕120年を記念して、初期から戦後の作品までを一堂に紹介する回顧展「生誕120年 芸術写真の神様 塩谷定好とその時代」が鳥取県立博物館で開催されている。会期は12月15日まで。

大正末期から昭和初期にかけて隆盛した「芸術写真」の第一人者、塩谷定好。その生誕120年を記念して、初期から戦後の作品までを一堂に紹介する回顧展「生誕120年 芸術写真の神様 塩谷定好とその時代」が鳥取県立博物館で開催されている。会期は12月15日まで。

大阪の国立国際美術館の2020年度展覧会スケジュールが発表された。来年度は、「ヤン・ヴォー展」からスタートし、5つの企画展を開催する。

宮城県は、宮城県仙台市にある宮城県美術館を移転・新築する方針を固めた。同館は前川國男による建築として知られており、その行方に注目が集まる。

戦後日本を代表するプロダクト・デザイナーとして知られる柳宗理。多岐にわたるその仕事の全貌に迫る展覧会「柳宗理デザイン 美との対話」が、島根県立美術館で開催される。本展では柳の蒐集品や、山陰と民藝の深い関わりも紹介。会期は2020年1月24日〜3月23日。

2020年1月18日に開館する東京・京橋のアーティゾン美術館。夏には、オルセー・オランジュリー美術館との共同企画によるクロード・モネの回顧展「クロード・モネー風景への問いかけ」が開催される。本展を通じて、モネが何を見つめ、どのようなイメージを込めて描いていたか、作品への理解を深めたい。会期は2020年7月11日~10月25日(2021年初夏に開幕を延期)。

神戸を舞台としたアートプロジェクト「TRANS-」の参加作家グレゴール・シュナイダーが、市内12ヶ所にて展開した「美術館の終焉─12の道行き」。いまは使われていない建物や、商店街といった日常空間を、鑑賞者は手探りで巡るよう促される。このインスタレーションを「不安を抱えつつ」体験したというアーティストの大岩雄典が、本作にやどる翳りを手がかりに作品を分析する。

東京都現代美術館で大規模個展が始まり、注目を集めるダムタイプ。そのパフォーマンス作品の記録映像が、東京・御茶ノ水で連続上映される。会期は11月25日〜12月1日。

アーティストのアリ・マルコポロスが監督し、ジャズピアニストのジェイソン・モランが音楽を担当した映画『THE PARK(ザ ・パーク)』(2017〜18)が、11月21日に京都の同志社大学 寒梅館 ハーディーホールで上映される。本作は、今回が日本初のスクリーン公開。今回これに合わせて、モランとのコラボレーションの経験もあるピアニストのスガダイローも即興演奏を行う。アリ・マルコポロスとモランの関係性にならい、写真家・石川直樹のビデオを無音でスクリーンに投影し、即興演奏を試みる。

芦屋市立美術博物館のコレクションとともに現代美術作品を紹介する「art trip」の第3弾「in number, new world/四海の数」が開催。シリーズ最後となる今回は今井祝雄、久門剛史、津田道子、中村裕太の4名が参加する。会期は12月7日〜2020年2月9日。

東京・六本木の森美術館で、最新技術とアートをテーマにした展覧会「未来と芸術展:AI、ロボット、都市、生命─人は明日どう生きるのか」が開幕した。アートのみならず、様々なジャンルの作品が並ぶ本展が示すものとは?

11月30日、世界一の古書店街と言われる東京・神保町で、オークション「Tokyo Culture Auction 2019」が開催される。貴重な書籍から、アート作品、近代の歴史資料、マンガやアニメの原画まで、多彩な出品が予定されている。

織物の糸を解きほぐして再構成し、刺繍を施す手法を用い、2011年よりベルリンを拠点に世界各地で作品を発表し続けている手塚愛子。9月にスパイラルガーデン(東京)で開かれた個展「Dear Oblivion - 親愛なる忘却へ」に際して発表された新作や、これまでの歩みと作品観について聞いた。

東京・世田谷に位置する長谷川町子美術館の分館として、『サザエさん』をはじめとした代表作の世界観を紹介する「長谷川町子記念館」が2020年4月14日にオープン。初回の企画展として「長谷川町子の漫画創作秘話」が開催される。会期は2020年6月28日まで。

日本食の独自性が花開いた江戸時代に注目し、「浮世絵」と「食」を掛け合わせた展覧会「おいしい浮世絵展 ~北斎 広重 国芳が描いた江戸の味わい~」が、東京の六本木ヒルズ森アーツセンターギャラリーで開催される。会期は2020年7月15日~9月13日。

第10回
世界経済フォーラム(WEF)による2018年度版「ジェンダー・ギャップ指数」で、日本は「調査対象の149ヶ国中110位」という低順位であることが明らかになったが、日本の美術界の現状はどうか。美術手帖では、全11回のシリーズ「ジェンダーフリーは可能か?」として、日本の美術界でのジェンダーバランスのデータ、歴史を整理。そして、美術関係者のインタビューや論考を通して、これからあるべき「ジェンダーフリー(固定的な性別による役割分担にとらわれず、男女が平等に、自らの能力を生かして自由に行動・生活できること)」のための展望を示していく。第9回では、東京・浅草でキュラトリアル・スペース「アサクサ」を主宰する大坂紘一郎に話を聞いた。

回廊構造の日本建築「さざえ堂」。今回、「さざえ堂」と「螺旋」をテーマとした展覧会「2020年のさざえ堂―現代の螺旋と100枚の絵」が、群馬県の太⽥市美術館・図書館で開催される。さざえ堂と同じく螺旋構造をした同館での⾝体性を伴う鑑賞体験は、どのような知覚の獲得につながるだろうか。参加作家は高橋大輔、蓮沼執太、三瀬夏之介、持⽥敦⼦の4名。会期は2020年2⽉6⽇〜5⽉10⽇。

福岡・三菱地所アルティアムで「音と旅する鉱物展」が開催。本展では国内最大級の資料を有する九州大学総合研究博物館の鉱物コレクションを、音楽家・原摩利彦による音とともに紹介する。会期は12月21日~2020年1月26日。

現在、せんだいメディアテークで大規模個展「ものの, ねむり, 越路山, こえ」を開催中の青野文昭。その活動初期から現在までをたどる展覧会「青野文昭―その思考の変遷を辿る―1989~2019」が、同じく仙台のGallery TURNAROUNDで開催される。会期は11月26日~2020年1月11日(展示替えあり)。

戦後から現在に至るまでの日本のファッションを包括的に紹介する展覧会「ファッション イン ジャパン 1945-2020 ー流行と社会」が、東京・六本木の国立新美術館を皮切りに開催される。本展は東京展終了後、島根県立石見美術館にも巡回予定。会期は2020年6月3日~8月24日(東京)、9月19日~11月23日(島根)。→新型コロナウイルス感染拡大に伴い会期変更。今秋以降、改めて各美術館ホームページ、展覧会ホームページ等で告知。

2020年3月21日にリニューアル・オープンする京都市京セラ美術館(京都市美術館)の建物内部が報道陣に公開された。大規模なリニューアルで何がどう変わったのか? 現地レポートを含めてお届けする(2020年3月13日追記:開館は4月4日に延期)。