
柳楽優弥と田中泯が北斎を演じる。映画『HOKUSAI』が5月に全国公開
今年2月から交付される新デザインのパスポートや2024年度から使用される新紙幣に図案が採用されるなど、人気が高い浮世絵師・葛飾北斎。その生誕260周年となる2020年5月29日に、北斎の知られざる生涯を描く映画『HOKUSAI』が公開される。

今年2月から交付される新デザインのパスポートや2024年度から使用される新紙幣に図案が採用されるなど、人気が高い浮世絵師・葛飾北斎。その生誕260周年となる2020年5月29日に、北斎の知られざる生涯を描く映画『HOKUSAI』が公開される。

2020年夏、東京都現代美術館で「漫画『もしも東京』展」が開催決定。本展では松本大洋、浅野いにお、石塚真一など20名のマンガ家が、「東京」をテーマに描き下ろした新作マンガを見ることができる。

ゲームとアートとの関係について思考し、新たなゲームを生み出す2人のアーティスト、アラン(三浦阿藍)と斉と公平太による展覧会が、副田一穂のキュレーションによって行われた。既存のゲームを組み替える斉と公平太と、新たなゲーム空間を生み出すアランの制作から見えてくるアートとゲームのあわいについて、『マルセル・デュシャンとチェス』の著者である、美術評論家の中尾拓哉がレビューする。

ウェブから見つけた広告や人物を組み合わせ、そのイメージをもとに油彩画を描く戸田悠理。2018年のニューヨーク滞在で習得したシルクスクリーンも組み合わせながら、一貫して「人間を描く」ことを追求してきた。東京・天王洲の児玉画廊のグループ展「Deal in Fantasy」(2020年1月25日〜2月25日)で新作を発表する戸田に、制作の原点と今後の展望を聞いた。

2011年の東日本大震災発生直後に福島県の森に入り、そこに生えていたキノコの撮影を敢行した写真家のホンマタカシ。この「その森の子供 mushrooms from the forest」シリーズの新装版が、東京・恵比寿のPOSTより刊行された。現在POSTでは、同書の刊行記念展も開催されているので、こちらもあわせてチェックしたい(〜2月23日)。

愛知県芸術劇場が2020年度より設置する芸術監督に、勅使川原三郎が就任する。勅使川原は19年4月より同劇場のアドバイザーを務めており、就任後の主催事業についても協議を重ねてきた。

東京国立博物館、京都国立博物館、奈良国立博物館の3館は、今年4月1日より常設展(平常展・名品展)の料金を値上げすると発表した。

素材の本質から事物をとらえ、見るという行為そのものを問いかけるイズマイル・バリーの日本初個展が銀座メゾンエルメス フォーラムにて開催された。展示会場全体を光学装置とし、映像作品を中心に、ドローイング、インスタレーションなど、さまざまな形態の作品が発表された。最小限の状況設定から生み出された繊細な作品群を通して、視覚への実験的なアプローチを行った本展を、美術批評家の菅原伸也が紐解く。

新型コロナウイルスによる肺炎が世界に拡大するなか、中国本土路線の運航便数が激減し、中国全国の文化機関が休館している。このような状況のなか、3月に予定されているアジア最大級のアートフェア「アート・バーゼル香港」は無事開催されるのか?

群馬県のアーツ前橋にて開催された「表現の生態系 世界との関係をつくりかえる」展では、現代美術作品に限らず「現代における生を表現を通じてつなぎ直す」様々な試みが紹介された。人類学や社会学の研究者を企画協力に迎えて構成された本展を、若手キュレーターの檜山真有がレビューする。

東京都歴史文化財団は、都立美術館の20年度スケジュールを公開。東京都現代美術館では、世界初の大規模回顧展となる「石岡瑛子」展などが開催される。

パリにあるカルティエ現代美術財団で、ダミアン・ハーストによる個展「Cherry Blossoms」が開催。桜を描いた新シリーズを、パリで初披露する。会期は2020年6月〜11月。

気鋭のネオン・アーティストとして注目を集めるWAKUの個展「In Person」が、東京・原宿のCOMMONで開催されている。本展では、合計4点の新作発表に加えて、⾳楽監修にYATTのTAKAYUKI ISAYAMAを起⽤。会場全体をひとつの環境としてとらえて、展⽰を構成している。会期は2⽉2⽇まで。

主に剥離式のピールアパートタイプと呼ばれるポラロイドを用いて、ソフトフォーカスでの撮影を行う写真家ヨーガン・アクセルバル。現在、その個展「And I reminisce」が、京都のnode hotelで開催されている。会期は2月6日まで。

昨年12月のアート・バーゼル・マイアミ・ビーチで物議を醸したマウリツィオ・カテランの「バナナ」はまだ記憶に新しい。同作を展示したギャラリー・ペロタンが、同作のTシャツの販売をスタート。売却益は飢餓救済組織に寄付されるという。

1920年代のパリにおいて、第一線で活躍していた前衛画家・坂田一男。同展では、その功績が十分に評価されているとは言えなかった作家の全貌を、著書『抽象の力』で坂田にスポットを当てた造形作家の岡﨑乾二郎を監修に招くことで、みごとに蘇らせた。坂田の同時代性、そして度重なる災害に苛まれる日本の現状をも予見するような現在性について、批評家の沢山遼がレビューする。

伝統工芸品の産地が衰退を続けるなか、技術継承と後継者問題を解決すべく、日々ものづくりと向き合っている木製デザイン雑貨ブランド「Hacoa(ハコア)」。今回、同ブランドは、木工と合わせてチョコレートを製作。東京・六本木の21_21 DESIGN SIGHTで開催される展覧会「Hacoa Exhibition & Shop 木工とチョコレートの関係」を通じて、なぜいまチョコレートをつくったのか、その理由を解き明かしていく。会期は2月1日〜14日。

スマートフォンと連携した収納サービス「サマリーポケット」を運営する株式会社サマリーの代表・山本憲資は、国内外で年間100を超える展覧会に出向く現代アートフリークとして知られる。スタートアップのファウンダーとして、熱狂的なアートギークとして、その両輪に向き合う日々から見えてきたものとは何かを聞いた。

これまで一貫して抽象絵画の制作に取り組んできた伊勢周平の個展「ただの絵」が、天王洲のTakuro Someya Contemporary Artで開催される。会期は1月25日~2月22日。

人々は、いかにして未来を肯定し、楽観して生きていけるだろうか? この問いを出発点に、アート作品、そして展覧会とその内外にあるシステムを通して、鑑賞者を楽観へと誘う展覧会「楽観のテクニック」が、京都のBnA Alter Museumで開催される。参加作家は、平山昌尚、やんツー、澤田華、木村翔馬、ペフの5組。会期は4月18日〜11月21日(宿泊者に限り、3月20日より一部作品の限定公開を予定)。