金沢市、補正予算で芸術文化支援に市単独で1億3000万円を計上

金沢市は、新型コロナウイルスで影響を受ける文化芸術を支援するため、補正予算で1億3000万円の予算を計上した。

金沢市役所(金沢市-http://open-imagedata.city.kanazawa.ishikawa.jp/, CC BY 2.1 jp, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=32388133による)

 金沢市が、令和2年度4月の補正予算において、文化芸術支援のために「芸術文化振興緊急奨励事業費」として1億3000万円を計上したことが明らかになった。インターネットを活用した実演の配信やホームページの作成など、芸術文化事業の発信強化に向けた取り組みに対して奨励金を交付する。

 対象となるのは「石川県芸術文化協会の加盟団体及び構成団体」と「芸術文化活動を生業としている実演家グループ」。交付限度額は、前者が1団体あたり50万円、後者が1グループあたり10万円としている。

 また、金沢が擁する茶屋街に根づいた芸妓文化への支援のため、「芸妓文化継承緊急奨励事業費」として1000万円を計上。金沢芸妓の活動継続を支援するため、奨励金として芸妓1人あたり24万円を支給する。

 これまで、各自治体による文化支援としては、東京都が動画制作でひとりあたり10万円を支援することを発表京都市が「京都市文化芸術活動緊急奨励金」を創設長野県も補正予算でアーティスト支援に1230万円を計上するなど独自の支援策が出始めている。

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