コロナの時代に新たなつながりを探る。現代美術 ⾋居がオンライン展覧会「⾵薫る ─芸術の旅─」を開催

京都のギャラリー・現代美術 ⾋居がオンラインで展覧会「⾵薫る -芸術の旅-」を開催する。新型コロナウイルスの感染拡大が世界に大きな影響を与えるなか、社会的隔離により断たれた⼈々のつながりを「芸術の旅」という新しい視点で提案する。会期は5月2日〜5月29日。

深⾒ 陶治 穹 2018 ⻘⽩磁 20×75×18cm

 京都の現代美術ギャラリー・現代美術 艸居が、5月2日より同ギャラリーのウェブサイトでオンライン展覧会「風薫る ─芸術の旅─」を開催する。参加アーティストは、川井雄仁、⿊川徹、桑⽥卓郎、⼩島修、⾼橋奈⼰、中尾博恵、中島晴美、橋本満智⼦、深⾒陶治、松⾕⽂⽣、松村淳、⽔代達史、宮部友宏、森綾、尹煕倉。

 現代美術 艸居のウェブサイトにて作品展示を行う同展は、新型コロナウイルスの世界的蔓延と、各国で広がる行動自粛という社会的背景のもと企画された。現在、多くの国で実施されている隔離は、人と人、人と自然との直接的なつながりに距離をつくる、これまでに類を見ない状況となっている。

森綾 ⽣ける 2020 陶 53.4×49×40.5cm

 現代美術 艸居では、様々な距離ができることによって失われている情緒の補完と、新たな出会いを人々に示すことが出来ないかと思案。この問いの答えを求めて、15人の作家たちの作品が一堂に会する「芸術の旅」を実施することとなった。

 平面・立体を問わず、様々なジャンルの作品が出揃う同展。物理的な鑑賞とは異なる、新たな美の探求を提示する展覧会だ。

尹煕倉 Ibo River-5 #935 2014 焼成した揖保川の砂、陶粉、アクリル液、⽊製パネル 83×60×3.6cm

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