
“南画の大成者”85年ぶりの大回顧展。 鈴木俊晴が見た「池大雅 天衣無縫の旅の画家」展
江戸時代中期、与謝蕪村とともに南画を大成させた池大雅(いけの・たいが)。京都に生まれ、日本各地を訪ね歩いた大雅の、初期から晩年にいたる代表作を一堂に集めた本展は、じつに85年ぶりの大回顧展だ。豊田市美術館学芸員の鈴木俊晴が、その今日的意義を問う。

江戸時代中期、与謝蕪村とともに南画を大成させた池大雅(いけの・たいが)。京都に生まれ、日本各地を訪ね歩いた大雅の、初期から晩年にいたる代表作を一堂に集めた本展は、じつに85年ぶりの大回顧展だ。豊田市美術館学芸員の鈴木俊晴が、その今日的意義を問う。

故デイヴィッド・ロックフェラーとペギーよる美術品コレクションのオークションシリーズがクリスティーズですべて終了し、個人コレクションとして史上最高額となる落札総額8億3257万3469ドル(約907.5億円)、落札率100パーセントの快挙を達成した。これはチャリティ・オークションとしても史上最大規模となる(1ドル=109円換算)。

日本を代表する画家である千住博と、最新テクノロジーを用いた作品を発表するチームラボによるコラボレーション展覧会「堂島リバーフォーラム開館10周年特別企画 千住博 & チームラボ コラボレーション展『水』」が開催される。会期は2018年7月14日〜9月9日。

写真家・佐内正史が今年3月、6年ぶりとなる写真集『銀河』を発表。六本木アートナイトにあわせ、『銀河』にまつわる企画展示を青山ブックセンター六本木店にて開催する。会期は5月26日、27日。

インスタレーションを中心に制作する作家・小林耕平の個展「あくび・指南」が東京・天王洲の山本現代で開催中。本展では、東西に古くから伝わる古典落語や寓話などから着想を得たドローイングや、小林とデモンストレーターがそれらを鑑賞した際の対話の記録映像が発表されている。会期は5月26日まで。

ラグジュアリーブランドのルイ・ヴィトンが大阪の阪急うめだ本店9階で「TIME CAPSULE」と題した展覧会を開催することを発表した。会期は2018年7月14日〜8月1日。

京都市が制定した景観条例にもとづき、京都大学が撤去した立て看板(タテカン)。ネット上でも賛否を呼んでいるこのタテカンをテーマにした展覧会「Re/place」が、京都市立芸術大学内の芸大ギャラリーで開催される。会期は5月19日、20日の2日間のみ。

5月16日、銀座三越で「銀座ゆかたガーデン2018」のオープニングセレモニーが開催。アーティストの鹿児島睦(かごしま・まこと)が、道後温泉と銀座の街から着想を得て制作したオリジナルゆかたが発表された。

中国・成都市では初となる現代美術のアートフェア「Art Chengdu(アート・チェンドゥ)」が2018年4月25日から3日間にわたって開かれた。1981年生まれの実業家兼コレクターが創設したこのアートフェア。会場の様子をレポートでお届けする。

アメリカ・ニューヨークのメトロポリタン美術館で、年に一度開催される服飾部門による展覧会が2018年5月10日に開幕した。タイトルは「天国の身体:ファッションとカトリックのイマジネーション」。ガラ・パーティーでの各国セレブリティたちによる華々しい宗教画モチーフのドレスアップも話題になった今年。その展覧会の内容とは?

第18回
アーティストのミヤギフトシによる連載。今回からは本にとどまらず、映画、音楽、ゲームなど、さらに幅広い作品をレビューしていく。第18回で取り上げるのは、ミヤギが映像作品や小説で引用してきたRPG『FINAL FANTASY X』(FF10)『FINAL FANTASY XV』(FF15)。少年時代から熱中してきたゲームの世界観、そしてキャラクターのあり方から、ミヤギが感じ取ったものとは(※『FF10』『FF15』やFFシリーズのネタバレを含みます)。

2003年度より文化庁が芸術家、文化人、研究者等の文化に携わる人々を一定期間諸外国へ派遣する「文化庁文化交流使事業」。この2018年度文化庁文化交流使が決定。アーティスト・田中功起ら4名が交流使として派遣される。

美術作品の史上最高予想落札をつけた作品として注目を集めていたアメデオ・モディリアーニの《横たわる裸婦》が5月14日、1億5720万ドル(約172億円)で落札された。

2018年は江戸へ琳派を根付かせた酒井抱一の没後190年、およびその弟子である鈴木其一の没後160年を迎える年だ。それを記念して、東京・広尾の山種美術館では琳派の伝統をたどる特別展「琳派 ―俵屋宗達から田中一光へ―」を2018年5月15日から7月8日まで開催。17世紀の俵屋宗達から20世紀の田中一光まで、デザイン性豊かな琳派のスタイルの系譜を探る本展。その見どころをお届けする。

ベルリンを拠点に活動するオーディオビジュアル・アーティスト、黒川良一。2010年アルスエレクトロニカにてデジタル音楽 & サウンドアート部門の大賞を受賞するなど、海外を中心に映像と音を用いたインスタレーション作品を発表してきた。日本では初となった黒川の個展を、サウンドアート研究の金子智太郎がレビューする。

東京・初台のHAGIWARA PROJECTSが、シカゴのギャラリー・Devening Projectsに所属する4名の作家のグループ展「Warm Front」を開催する。会期は5月19日〜6月10日。

若手クリエイター向けの個展開催の権利が与えられるコンペティションとして回を積み重ねてきた「1_WALL」。このコンペでは、グランプリ受賞者には、約1年後のガーディアン・ガーデンでの個展の開催の権利と、個展制作費として20万円が支給される。その第19回の公募が5月28日より始まるのを前に、第16回でグランプリとなった千賀健史(写真部門)と時吉あきな(グラフィック部門)が対談。受賞者である二人が語る「1_WALL」の魅力とは?

恐山のイタコや即身仏、出羽三山など様々な「異界」を写し取ってきた写真家・内藤正敏。その回顧展「異界出現」が、東京都写真美術館で始まった。60年代の初期作から近作まで約200点におよぶ作品を展覧する本展の見どころとは?

東京・銀座の老舗ギャラリー、ギャルリーためながで没後50年を迎える藤田嗣治展が開催される。同ギャラリーは、創始者の為永清司が藤田と親しく交流していたというゆかりをもつ。会期は2018年7月20日から9月30日まで。

「もの派」を代表する作家・菅木志雄の個展「放たれた縁在 Released Existence on Edge」が、東京・銀座のGINZA SIX6階にあるギャラリー「THE CLUB」で始まった。同ギャラリーでは初となる菅木志雄展で見せるものとは?