未来の子供たちへ。 かこさとしの活動を振り返る過去最大規模の展覧会が開催へ

『だるまちゃんとてんぐちゃん』『からすのパンやさん』などで知られ、半世紀以上にわたって多数の絵本を発表してきた川崎市ゆかりの絵本作家、かこさとし。今年5月2日、92歳で惜しくも逝去したかこの創作の秘密にせまる展覧会が開催される。会期は7月7日~9月9日。

NEWS / HEADLINE

テキスタイルを思わせる絵画から 見出される命題とは。 沢山遼が見た、髙畠依子「泉」展

絵具を⽷のように垂らして重ね、ときにはそれらを⽣乾きのうちに吹き⾶ばす手法によって、緻密でしなやかな佇まいを持つ絵画を手がけてきた髙畠依子。これまでの手法に加え、水や重力の働きといった偶然性を取り⼊れた新作を発表した髙畠の個展を、美術批評家の沢山遼がレビューする。

REVIEW

現代美術からダンスまで。 Netflixで見るアートムービー5本

スマートフォンやパソコンで、いつでも見たい動画コンテンツを視聴できることから近年注目を集めるストリーミングサービス。今回はNetflix(ネットフリックス)から、おすすめのアートムービー5本を紹介する。中には配信期限つきの作品もあるため、気になるものは早めのチェックをおすすめしたい。

INSIGHT

映画の衣装デザインの真髄。アカデミー賞受賞作『ファントム・スレッド』を衣装デザイナーが語る

優れた映画の衣装デザインは、画面を華やかに彩るだけでなく、ときに登場人物の心の機微を代弁し、物語の核心を駆動させる。本年度アカデミー賞衣装デザイン賞を受賞した『ファントム・スレッド』は、まさにそんな雄弁で魅力的な衣装が次々と登場する、豪華で甘美な作品だ。ポール・トーマス・アンダーソン監督の最新作であり、オートクチュールのデザイナーとそのミューズの愛と駆け引きを描いた本作について、衣装デザインを手掛けたマーク・ブリッジズに聞いた。

INTERVIEW

造形の対象にされていないものを作品にする。末永史尚の個展が大阪・GALLERY ZEROにて開催

日用品やインターネットの検索画面など、日常にありふれているものをモチーフに、絵画やオブジェを制作している末永史尚の個展「形づけ:form」が、2018年6月2日まで大阪・GALLERY ZEROで開催中だ。本展では「作品を取り巻く環境」に注目して作品を制作したという。

NEWS / EXHIBITION

竹久夢二、百花繚乱。 初公開の自伝小説挿絵原画も含む500点超えの作品で、その全貌に迫る展覧会が開幕

大正ロマンを代表する画家・竹久夢二の、過去最大規模の展覧会「千代田区×東京ステーションギャラリー 夢二繚乱」が、東京ステーションギャラリーで2018年5月19日から7月1日まで開催される。千代田区と同館が共催し、初公開を含む約500点の作品で夢二の全貌を紹介する本展の見どころをお届けする。

NEWS / EXHIBITION

戦前から戦後へ、 画風を変転させ続けた作家の全貌。 諏訪敦が見た、「阿部展也―あくなき越境者」展

戦前から戦後にかけての美術動向に大きな影響を与えた阿部展也(あべ・のぶや、1913-71)の大規模な回顧展が、広島市現代美術館で開催されている。戦前の前衛写真の運動において重要な役割を果たしたほか、シュルレアリスム、アンフォルメル、幾何学的抽象など、時代を追うごとに画風の変転を遂げた阿部。その歩みを総覧する本展に、画家の諏訪敦が迫る。

REVIEW

五月革命から50年。「小劇団」を構成するリリー・レイノー=ドゥヴァールの展覧会がASAKUSAで開催

友人や家族、自身が教える学生など、身近な人々と「小劇団」を疑似的に構成して作品を発表するフランスのリリー・レイノー=ドゥヴァールを招いた展覧会が、東京・ASAKUSAで開催される。会期は5月20日〜6月17日。本展はフランス・五月革命へのトリビュートイベント「第6回 哲学の夕べ —パリ五月革命をめぐって」の一環として企画されたもので、様々なイベントが予定されている。

NEWS / EXHIBITION

リクリット・ティラヴァーニャが 来日。カオス表参道で初の展覧会が開催

今年3月に東京・表参道にオープンしたファションとアートのコンセプトショップ「カオス表参道」。ここで初となる展覧会「Do We Dream Under the Same Sky?(僕らは同じ空の下で夢を見るのだろうか?)」が開催。リクリット・ティラヴァーニャとトーマス・ヴーが参加する。会期は6月8日〜24日。

NEWS / EXHIBITION