2つの世界の終わりなき闘争。小鷹研理が見た、小林椋「ローのためのパス」

小林椋(むく)は、サウンドアートを出発点に、空間に点在するカラフルな木製のオブジェ、液晶ディスプレイ、機構などからなるインスタレーション作品を継続して発表してきた。動くオブジェと映像を組み合わせた「ローのためのパス」展、そして同タイトルの作品を、「からだの錯覚」を研究する小鷹研理が読み解く。

REVIEW

杉本博司がヴェルサイユ宮殿で個展「SUGIMOTO VERSAILLES 展(仮)」開催へ

今年で11回目を迎えるヴェルサイユ宮殿の現代美術プロジェクトに、日本の現代美術作家・杉本博司が招聘され、ヴェルサイユを象徴する場所のひとつであるトリアノン離宮を初めて使用し、アート、建築、ライブパフォーマンスで構成される展覧会を行うことが決定した。会期は2018年10月16日~2019年1月20日。

NEWS / HEADLINE

石橋英子とマームとジプシ—が贈る新しいライブ体験とは。藤田貴大演出『The Dream My Bones Dream』が開催決定

今年の7月に、4年ぶりとなるニューアルバム「The Dream My Bones Dream」を発売した音楽家・石橋英子。それを記念して、劇団「マームとジプシー」とともに、藤田貴大の演出による特別公演が開催される。会場は東京・渋谷のWWW。日程は9月21日、一夜限りの公演だ。

NEWS / EXHIBITION

国立奥多摩美術館を率いる佐塚真啓の個展が銀座 蔦屋書店で開催。テーマは「生きろ」

2012年に東京・青梅市の旧製材所を改装したシェアアトリエ「国立奥多摩美術館」を企画し、同所で展覧会を開催するなど活動している佐塚真啓の展覧会「生きろ②佐塚真啓 冬はさむい夏はあつい」が銀座 蔦屋書店で開催される。同展は国立奥多摩美術館で開催された展覧会の巡回展。会期は7月28日~8月5日。

NEWS / EXHIBITION

第4回

広大な丘の上で彫刻と戯れ、絵画に発見し、写真に思う。花に囲まれた美の理想郷、クレマチスの丘

今年も夏から秋にかけて、日本全国で様々な展覧会や芸術祭が目白押し。作品との出会いはもちろん、その場所でしか見られない景色や食事も一緒に楽しめるスポットをピックアップ。第4回は、静岡県・長泉町のクレマチスの丘を紹介する。

22万人を動員した「デザイン あ展」がバージョンアップ! 「デザイン あ展 in TOKYO」が開幕

デザイン的思考を伝えるNHK Eテレの番組「デザインあ」のコンセプトを体感することができる展覧会「デザインあ展」。2013年に21_21 DESIGN SIGHTで開催され、22万人を動員した同展の第2弾がお台場・日本科学未来館で7月19日に開幕する。バージョンアップした本展の見どころとは?

NEWS / REPORT

第3回

ブリジット・ライリー✕首藤康之&中村恩恵 共鳴する身体と展示空間

2018年の様々な展覧会や芸術祭を紹介する連載の第3回は、DIC川村記念美術館「ゆらぎ ブリジット・ライリーの絵画」展に関連して開催されたイベントをピックアップ。2人のバレエダンサーが展示室内でパフォーマンスを行った「首藤康之&中村恩恵 in『ゆらぎ』」の様子を、ダンサーからのコメントとともに紹介する。

第2回

細やかな配慮に満ちた自然とアートの魅力溢れるDIC川村記念美術館で、現代美術との幸福な出会いを

今年も夏から秋にかけて、日本全国で様々な展覧会や芸術祭が目白押し。作品との出会いはもちろん、その場所でしか見られない景色や食事も一緒に楽しめるスポットをピックアップ。第2回は、千葉県・佐倉市のDIC川村記念美術館を紹介する。

森村泰昌、山口晃も。 「めがねと旅する美術展」で 江戸時代から現代までの 視覚文化史の軌跡を追う

「めがねと旅する美術展 —世界をとらえる、秘密をのぞく、次元を越える、だまされてみる? あるいはレンズと鏡、そして技術革新と新視覚。」展が青森県立美術館で開催されている。本展は、「めがね」「レンズ」をキーワードとして、江戸時代から現代までの視覚表現をたどるもの。会期は7月20日〜9月2日。

NEWS / EXHIBITION

三宅信太郎が銀座 蔦屋書店で個展を開催。段ボールや厚紙でつくられたカラフルな「街」を楽しむ

美術家・三宅信太郎の個展「果てしない夜景」が東京の銀座 蔦屋書店で開催される。本展は、段ボールや厚紙などでつくられた色とりどりの様々な建物を並べ、積み上げ、組み合わせることで、銀座 蔦屋書店の中に「街」を構成するもの。会期は8月7日~8月26日。

NEWS / EXHIBITION

作品をつくる「正当性」を模索する。 作品を「完成」させない 作家・宇田川直寛インタビュー

作品の「完成」を決めずに、作品制作の過程そのものを作品として発表する写真家・宇田川直寛。7月18日より銀座・ガーディアン・ガーデンで開催する個展「パイプちゃん、人々ちゃん」では、写真の展示をしない、新たな表現方法を模索している。「自分が作品を制作してもいいのか、その正当性を考えている」と語る作家に話を聞いた。

INTERVIEW / PROMOTION

藤沢とマイアミビーチとが文化交流。藤沢市アートスペースで、両市の作家によるグループ展が開催へ

藤沢市アートスペースは、藤沢市と姉妹友好都市提携を結ぶ都市との文化交流を図るプログラムを2018年度からスタート。このプログラムでは、各姉妹友好都市ゆかりのアーティストと藤沢、湘南のアーティストが、滞在制作および展示を行い、互いの文化交流を図るというもの。その第1回となる「Scholar」展が8月26日まで開催中だ。

NEWS / EXHIBITION