2018.10.12

新ギャラリー「ANOMALY」が天王洲にオープン。山本現代、URANO、ハシモトアートオフィスが合併へ

山本現代、URANO、ハシモトアートオフィスが合併し、新ギャラリー「ANOMALY」が設立される。こけら落としとなるChim↑Pomの「グランドオープン」 展の会期は11月22日〜2019年1月26日。

Chim↑Pom「グランドオープン」 イメージ 画像制作協力=板垣賢司

 東京・天王洲の現代美術ギャラリー「山本現代」と「URANO」、そしてアーティストマネージメント、展覧会企画と実施、コレクションについてのアドバイスなどを行う「ハシモトアートオフィス」が合併。2018年11月22日に新ギャラリー「ANOMALY」をオープンする。

 「ANOMALY(アノマリー)」とは、正論や常識では説明不可能な事象や個体、変則や逸脱を意味。TERRADA Art Complexの4階を拠点に、チャレンジしやすくフレキシブルな大小のギャラリー空間、プロジェクトごとに様々な人が気軽に出入りし、滞在できるオフィスとラウンジなどの「場」をつくり出すことを目指す。

 またリサーチや対話を行い、展覧会以外にもトークセッション、パフォーマンスの企画を組み、時代の要請に向き合うことを方針に掲げている。

 山本現代の代表を務める山本裕子は開廊にあたり、「アジアや日本の現代美術のあり方にフィットするかたちで、変則的な姿をみせることはできないか」。そして「10年以上のキャリアを持つ3つのギャラリーがそれぞれの個性を活かし『スイミー』のようにユナイトし、より力強くインディペンデントで自由な活動ができるのではないか」とのステートメントを発表している。

 ギャラリーのオープニングを飾るのはChim↑Pom。特有の視点から「都市論」を展開するという個展「グランドオープン」は、11月22日から2019年1月26日まで開催される。