損保ジャパン日本興亜美術館、2020年5月の新美術館開館が正式決定

公益財団法人損保ジャパン日本興亜美術財団は2020年5月、東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館を現在の損保ジャパン日本興亜本社ビル42階隣接地に建設中の建物に移転することを正式に決定した。

新美術館のイメージ画像 提供=SOMPOホールディングス

 昨年4月に美術手帖が報じた東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館の新館開館について、損保ジャパン日本興亜美術財団が正式に公表した。

 同館の開館は1976年。財団法人安田火災美術財団が東郷青児から自作約200点と、東郷が収集した国内外の作品約250点の寄贈を受けたことで「東郷青児美術館」として開館し、その後名称変更を重ねて14年から現在の「東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館」として運営されている。

 2020年5月に開館する「新美術館」は、同社本社ビルの敷地内に新築されるもの。地上6階地下1階の7層構造で延べ床面積は3956.16平米。設計は大成建設株式会社一級建築士事務所で、展示室デザイン・内装は丹青社が請け負う。また、美術館名称は移転にあわせて変更されるという。

 なお、同館は移転準備のため19年9月30日から20年2月14日まで休館を予定している。

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