昨年4月に美術手帖が報じた、東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館の新館開館について、損保ジャパン日本興亜美術財団が正式に公表した。
同館の開館は1976年。財団法人安田火災美術財団が東郷青児から自作約200点と、東郷が収集した国内外の作品約250点の寄贈を受けたことで「東郷青児美術館」として開館し、その後名称変更を重ねて14年から現在の「東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館」として運営されている。
2020年5月に開館する「新美術館」は、同社本社ビルの敷地内に新築されるもの。地上6階地下1階の7層構造で延べ床面積は3956.16平米。設計は大成建設株式会社一級建築士事務所で、展示室デザイン・内装は丹青社が請け負う。また、美術館名称は移転にあわせて変更されるという。
なお、同館は移転準備のため19年9月30日から20年2月14日まで休館を予定している。