2018.10.11

石巻で「声」に出会う。ツアー形式の展覧会「新しい民話のためのプリビジュアライゼーション」が開催中

宮城県石巻市の各所を舞台に、ツアー形式で会場を巡る展覧会「新しい民話のためのプリビジュアライゼーション」が開催中。会期は10月28日まで。

撮影=秋山佑太

 Reborn-Art Festivalの開催も記憶に新しい宮城県石巻市。現在、石巻の日和山、門脇、南浜地区を舞台にしたツアー形式の展覧会「新しい民話のためのプリビジュアライゼーション」が開催されている。

 東京で活動する美術家・建築家の秋山佑太と石巻在住の音楽家・プログラマーの高校生、ヤグチユヅキの1年前の出会いをきっかけに企画された本展。東京・西荻窪で「中央本線画廊」を運営する小林太陽とcottolink、石巻で活動する守雅章が加わることで企画が実現した。

 参加作家は上述の立ち上げメンバーの5人に加え、オカモトカノン、鹿野颯斗、こまんべ、是恒さくら、ハタユキコ、松尾海彦、村井智、ユアサエボシ、弓塲勇作の14名。「慰霊のためのモニュメント」や「未来のための対話」、そしてその先にある「新しい民話」を思考する展覧会となっている。

 ツアーは石巻市街のアートスペース「石巻のキワマリ荘」を出発点に、2時間ほどを予定。終了後は参加者による宴会が行われるという。