「六甲ミーツ・アート」で破壊された作品が修復。展示再開へ
開催中の「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2018」に展示されていた笠井祐輔の《動物たちも景色を見ている》が何者かによって破壊された事件について、同作が修復を経て10月13日より展示再開されることが明らかになった。
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兵庫県神戸市で開催されている芸術祭「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2018」(〜11月25日)で破壊された笠井祐輔の《動物たちも景色を見ている》。同作の修復が完了し、展示が再開される。
同作は動物をかたどった3体の彫刻で構成されており、「野生動物も人と同じ景色を見ている」ということに着眼したもの。六甲ケーブル六甲山上駅近くにある飲食店のテラスに設置されていたが、9月16日夜に何者かが施錠してあった会場に進入し、破壊。3体のうち1体が現場からなくなり、また残る2体は足が折られるなど大きな被害を受けた。
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事件発生後、来場者からは展示再開を望む問い合わせが多数あったという。これを受け、作家の笠井は作品を修復。破壊から1ヶ月足らずで展示再開を実現させた。
なお、破壊について主催者は兵庫県警に被害届を提出しているが、依然犯人は捕まっていない。