
スイート、ビター、あるいはホープが示される多様な「ホーム」。山本浩貴評「ホーム・スイート・ホーム」
歴史、記憶、アイデンティティ、私たちの居場所、役割などをキーワードに表現された作品群を通じ、私たちにとっての「ホーム」、家そして家族とは何かを浮かび上がらせることを試みる大阪の国立国際美術館で開催中の「ホーム・スイート・ホーム」展(〜9月10日)。本展を文化研究者の山本浩貴がレビューする。
歴史、記憶、アイデンティティ、私たちの居場所、役割などをキーワードに表現された作品群を通じ、私たちにとっての「ホーム」、家そして家族とは何かを浮かび上がらせることを試みる大阪の国立国際美術館で開催中の「ホーム・スイート・ホーム」展(〜9月10日)。本展を文化研究者の山本浩貴がレビューする。
東京・渋谷の東京都渋谷公園通りギャラリーで、モノクロームの限られた色の中で描かれた作品に着目した展覧会「モノクローム 描くこと」が開催されている。参加作家は岡元俊雄、高橋和彦、たぬきだshin、西岡弘治、平瀬敏裕、堀口好輝、吉川敏明。会期は9月24日まで。
栃木・宇都宮の宇都宮美術館で、30人におよぶ作家の作品や資料等およそ150点を通じて、19世紀末から20世紀にかけての南フランスにおけるモダン・アートの展開を紹介する「芸術家たちの南仏」が開催されている。会期は9月24日まで。
水木しげるの生誕100周年を記念した展覧会「ゲゲゲの鬼太郎 トリビュートアート展 鬼太郎EXPO」が池袋・サンシャインシティ 文化会館ビル3F 展示ホールCで開催される。多種多様なクリエイターら総勢72名の作品を通じて、アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』の魅力を再発見するものだ。
「芸術の核」をテーマに、独自のアルゴリズムを用いて絵画を制作しているアーティスト・南依岐。その個展「ALGORITHM」が阪急うめだ本店の阪急うめだギャラリーで、8月9日~14日の6日間、開催される。入場無料、展示・オンライン販売。
2022年10月、東京・渋谷にオープンした「シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]」。この4月にオーストリア・リンツを拠点とする文化機関「アルスエレクトロニカ」と東京都、東京都歴史文化財団が事業連携協定を締結し、「アルスエレクトロニカ・フューチャーラボ」の共同代表を務める小川秀明をクリエイティブディレクターとして迎えた。CCBTの紹介とともに、その就任を記念した記者懇談会やシンポジウムの様子をレポートしたい。
タグボートによる若手アーティストの登竜門「Independent Tokyo 2023」が東京・浜松町の東京ポートシティ竹芝で開催される。会期は8月5日〜6日。
1870年にアメリカ・ニューヨークに創立したメトロポリタン美術館(THE MET)と、ライフスタイルブランド「Afternoon Tea LIVING」(アフタヌーンティー・リビング)のコラボレーションが実現。生活を美しく彩るアイテムが8月中旬より続々と登場する。メトロポリタン美術館のコレクション、そして生活とアートの関係について、美術手帖総編集長・岩渕貞哉が紐解いていく。
明治時代の外国人画家やその影響を受けた日本人画家による、風景画や人物画を集めた高野光正コレクション。この貴重なコレクションを体験できる展覧会「高野光正コレクション 発見された日本の風景」が、日本橋高島屋S.C.本館8階ホールで開催される。会期は8月17日〜9月3日。
100歳を迎えていまなお、現役の染色家として老若男女の心をとらえる作品を生み出している柚木沙弥郎と、ともに切磋琢磨してきた陶芸家、工芸家、染色家などに注目する「柚木沙弥郎と仲間たち」が大阪高島屋、日本橋高島屋S.C.で開催される。
横浜高島屋ではじつに10年ぶりとなるモーリス・ユトリロの回顧展が、9月13日〜10月2日の会期で開催される。国内のコレクションから約70点が一堂に展示される貴重な機会だ。
エプソンが、美術館のDX(デジタルトランスフォーメーション)の事例を紹介をするオンライントークショー、「Co-Creation Meeting MuseumDXについて考える。~デジタル・アーカイブとデータの活用方法~」を開催。紹介される事例は、エプソンスクエア丸の内 エプサイトギャラリーで開催される展覧会「なつやすみはアートであそぼう!〜出張美術館・深掘り!?美楽(びがく)展〜」(7月26日~9月1日)で実際に見ることができるという。
ロンドンの医療研究財団ウェルカム・トラストが「メンタルヘルス」を問い直す国際的なアートプロジェクト「マインドスケープス」。東京を舞台におよそ1年にわたり展開した「マインドスケープス東京」を統括アーティストとしてディレクションした菊池宏子をはじめ、参加者たちが活動を総括した。
現代芸術振興財が不定期に開催してきたプロフェッショナルなアーティストを対象としたアートアワード「CAFAA賞 2023」のグランプリに、近現代彫刻の保存修復に携わりながら自らも作家活動を行ってきた髙橋銑が選ばれた。
愛知県芸術劇場とDance Base Yokohamaによるダンスプロジェクトから、鈴木竜、大巻伸嗣、evalaの協働による『Rain』のツアーが決定。サマセット・モームによる短編小説『雨』から着想を得た本作は、東京・新国立劇場で8月4日〜6日に行われる東京公演をはじめ、全国各地で計7回の上演を予定している。
世界の現代グラスアートの最新の成果を集め、その発展に貢献するために開催されるトリエンナーレ形式の国際公募展「富山ガラス大賞展」。その第3回となる「富山ガラス大賞展2024」の作品公募が始まった。
勅使川原三郎によるダンス最新作「ランボー詩集─地獄の季節からイリュミナシオンへ─」が、東京芸術劇場の芸劇danceに登場。反逆と理性を生きるダンスの上演は、8月11日、12日、13日。
写真に穴やスリット (切れ込み)を入れ、そこに光を透した写真作品を発表してきた写真家・澄毅(すみ・たけし)。その個展「Photographs, lost and born.」が7月8日〜23日の会期で東京・自由が丘にあるhIDE GALLERYで開催される。
グラフィックデザイナー・田中一光の作品をモチーフに、2016年に始まった「IKKO TANAKA ISSEY MIYAKE」シリーズ。今回の6回目では、凛と咲く花々と、幾何学的に構成されたピラミッドをモチーフに、過去5回よりも多様な素材や技術が用いられた。ピラミッドシリーズ発売にあわせて銀座のISSEY MIYAKE GINZA / 445で開催中の特別展示に際し、同シリーズの解説テキストの執筆にも携わったデザインライターの角尾舞がその魅力を語った。
東京・天王洲のYUKIKOMIZUTANIで、現代アートの領域で活躍する書家のハシグチリンタロウと山本尚志による展覧会「GRAM FORCE」が開催される。会期は7月14日〜8月12日。