小笠原敏晶記念財団が「令和6年能登半島地震 緊急助成」を立ち上げ。第1次募集を開始

公益財団法人小笠原敏晶記念財団が、「令和6年能登半島地震 緊急助成」を立ち上げ。同被災地域で被害を受けた個人または団体による現代美術・伝統工芸分野での活動・事業や、被災者を支援する現代美術・伝統工芸分野における取り組みを対象に、2月9日~3月7日正午の期間で応募を受け付けている。

 公益財団法人小笠原敏晶記念財団が、「令和6年能登半島地震 緊急助成」を立ち上げ。同被災地域で被害を受けた個人または団体による現代美術・伝統工芸分野での活動・事業や、被災者を支援する現代美術・伝統工芸分野における取り組みが対象となっている。募集期間は、2月9日~3月7日正午(日本時間)まで。

 同財団はこれまでも、コロナ禍におけるアーティストの特別助成などを行ってきた。今回実施される能登半島地震の緊急助成は、その土地で育まれてきた伝統工芸やアートプロジェクト、芸術祭、美術館活動といった重要な文化インフラの復旧・復興支援を目的とするものだ。

 募集要項の概要は以下の通りとなる。

助成対象
1)令和6年能登半島地震の被災地域で被害を受けた個人または団体による、現代美術分野、伝統工芸分野での活動・事業
2)同地震の被災者を支援する現代美術分野、伝統工芸分野における取り組み

助成金額
助成総額:5000万円(予定)
助成額 :50~100万円/件(予定)

申請方法
電子システムでの提出。郵送、持ち込みによる申請は受け付けていないが、被災によって通信手段が限られている場合は、事務局に相談すること。

選考方法
1)申請締切:2024年3月7日 12:00(正午、日本時間)締切厳守
2)選考方法:当財団の文化・芸術助成部門の選考委員および必要に応じて選出した有識者で構成する選考委員会にて選考を実施。
3)選考の視点:①緊急度 ②被害の程度 ③当該領域における影響度(文化インフラ、創造・表現活動のエコシステム存続における影響の大きさ) ④助成による支援効果
4)採択の結果:選考後、申請者全員に、メールおよびマイページ上にて通知。選考内容や採否結果に関する問い合わせには対応しかねる。

助成対象費目
活動・事業の復旧復興と、今後の継続的な展開に必要な費用であれば、使途は問わない。

助成スケジュール
1)募集期間:2024年2月9日~3月7日 12:00(正午、日本時間)締切厳守
2)選考・採否通知:2024年3月末(予定)  
3)助成金交付:2024年4月以降予定(当財団と助成採択者間で覚書を締結次第、助成金を交付)
4)採択者の公表:2024年4月以降(助成対象者および活動・事業名を、当財団ウェブサイトや刊行物等に公表。申請案件には何らかの名称を設定すること)

報告(活動内容・収支)の義務
活動・事業終了後3ヶ月以内、また、複数年にわたる取り組みの場合は毎年度末(3月末日迄)に、活動内容と収支の報告書を提出すること。

著作権
本助成に関わる成果物の著作権は、すべて助成対象者に帰属する。なお、当財団が本助成プログラムの広報資料や発行物を制作する際に、事前に許可を得て、報告書等に掲載された文章や画像を使用する場合がある。

資格の取り消しと助成金の返金
・虚偽の申請内容が確認された場合、今後も含めた申請資格を取り消す。
・助成金受給後、申請内容に虚偽の事実が判明した場合は、採択を取り消し、返金を求める。
・所定の期間内に報告書の提出がない場合は、返金を求めることがある。
・実際の支出額が助成金支給額を下回った場合は、差額の返金を申し受ける。

個人情報保護方針
申請書に記載されている個人情報は、本助成プログラムの選考および結果の通知のために使用し、その他の目的に使用しない。当財団で厳重に管理する。

その他
・申請は日本語のみ受け付ける。また、すべての連絡は日本語のみで実施する。
・助成を受けた活動の成果物には、当財団の助成を受けた旨を明記し、ロゴを掲載すること。
・活動内容に変更が生じる場合は、速やかに事務局に連絡し、変更届を提出すること。
・申請者および申請活動の関係者は反社会的勢力と関係する者ではないこと。また、申請活動は特定の政治・宗教活動を目的としていないこと。

 そのほかの詳細は公式ウェブサイトで確認してほしい。

 なお、本プログラムは、時間の経過とともに変化する現地のニーズに適切に対応すべく、内容を更新しながら次年度(2024年度)も実施を継続する予定だという。

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