文化ファッション大学院大学が毎年開催する「文化ファッション大学院大学ファッションウィーク(BFGU FW)」。その第16回目が、1月29日~2月2日の5日間にわたって開催される。
文化ファッション大学院大学は、2006年に開校した日本初で唯一のファッション分野の専門職大学院だ。ファッションビジネス研究科のもと、ファッションクリエイション専攻(ファッションデザインコース、 ファッションテクノロジーコース)、ファッションマネジメント専攻(ファッション経営管理コース)を設置。コースごとに実践的なカリキュラムを構築し、それぞれに高い専門性を備えた人材を育成している。
BFGU FWは、次代のファッションビジネスの方向性を示唆し、新たな知財創造ビジネスの可能性を見出すことが目的。ファッションショー・展示や研究発表などを実施することで、多様性の時代における新しいファッション価値を、クリエイション、テクノロジー、ビジネスの視点から提案するものとなっている。
ファッションショーは、作品審査により選抜されたファッションクリエイション専攻の院生による修了作品をコレクション形式で披露。フィッティングから舞台演出、音響、進行まで院生自ら手がけている。また、チェコ国立プラハ応用美術大学の学生が4年ぶりに来日。ジョイントショーも実施されるという。
作品展示会場では、ファッションクリエイション専攻それぞれの作品が一堂に会する。ファッションデザインコースでは、各自のコンセプトに基づいた作品を1人あたり10~15体仕上げ、その一部を「終了制作コレクション展示」として発表。割り当てられたスペースをどう演出するのか各自のアイデアによるため、多種多様な装飾、ライティング、レイアウトなども見どころだ。
ファッションテクノロジーコースでは、テクノロジーを活用したデザインを商品化に発展させることをテーマに、調査・試作・検証を実施。作品制作・ポートフォリオを作成し、それらが成果発表として展示される。
そして研究発表では、ファッションマネジメント専攻の選抜された院生によるプレゼンテーションも実施。院生各自がファッションマネジメント分野に関するテーマをそれぞれ設定し、修了研究プロジェクトとして論文形式や事業計画書形式で執筆したものを発表するという。
ファッション領域を通じて、様々なクリエイション、テクノロジー、ビジネスのあり方を目の当たりにできる文化ファッション大学院大学ファッションウィーク(BFGU FW)。この機会に院生たちの学びの成果を見るとともに、文化ファッション大学院大学の取り組みにも触れてみてはいかがだろうか。