吉本作次「続・絵画の道行き」

　ケンジタキギャラリー 名古屋で、吉本作次の個展「続・絵画の道行き」が開催される。

　吉本作次は1959年岐阜市生まれで、現在は愛知県日進市在住。80年代にニューペインティング（新表現主義）の流れのなかで活動を始め、古今東西の美術に学びながら90年代半ばに新たなスタイルをきづいた。線描とテンペラをもちいた細密なスタイルの作品や、即興的な筆致による作品など、多様なアプローチを試みつつ独自の作風を展開してきた。

　本展では、古今東西の美術、音楽、漫画、日々の生活、木々、神聖な場所など、吉本が関心を寄せてきた幅広い対象や経験、感覚にもとづく作品を紹介。新作を中心に構成され、作家が探求を続けてきた絵画の在り方に注目する展覧会となる。