
小早川秋聲、初の大規模回顧展が東京に巡回。《國之楯》だけではない多彩な表現に注目
大正から昭和にかけ、京都を中心に活躍した日本画家・小早川秋聲 (こばやかわ・しゅうせい、本名・盈麿[みつまろ]、1885~1974)。その画業を一望する初の大規模回顧展「小早川秋聲 旅する画家の鎮魂歌」が、東京ステーションギャラリーで開幕した。本展は京都文化博物館からの巡回開催。

大正から昭和にかけ、京都を中心に活躍した日本画家・小早川秋聲 (こばやかわ・しゅうせい、本名・盈麿[みつまろ]、1885~1974)。その画業を一望する初の大規模回顧展「小早川秋聲 旅する画家の鎮魂歌」が、東京ステーションギャラリーで開幕した。本展は京都文化博物館からの巡回開催。

東京都現代美術館で、2022年3月より日本の映像史において重要な位置を占める「特撮(特殊撮影の略称)」領域に大きな足跡を遺した特撮美術監督・井上泰幸の回顧展が開催される。

「文化庁アートプラットフォーム事業」が、今後の日本の現代美術の今後の飛躍に向けて「グローバル化する美術界と『日本』:現代アート振興の地平線」 と題するシンポジウムを、オンラインでのライブ配信にて開催する。日時は10月23日14時から。

2013年以来、アーツ千代田 3331を会場としたオルタナティブなアートフェアとして開催されてきた「3331 ART FAIR」。今年は伝統工芸界の新たな才能やNFTにフォーカスした特別企画も実施される。会期は10月29日~31日。

今週開幕する展覧会と終了する展覧会から、とくに注目したい3つをピックアップしてお届け。なお、展覧会の最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。

フランスを代表する現代美術家のひとりで、今年7月に逝去したクリスチャン・ボルタンスキーを記念するため、ポンピドゥー・センター、ルーヴル美術館、ヴェルサイユ宮殿、オペラ・コミックの4会場で記念展が開催される。会期は10月12日から(ポンピドゥー・センターとルーヴル美術館では10月13日から)。

創業以来ミニマルなブランドイメージを展開してきた寝具ブランド「表参道布団店。」が、若手アーティスト9名とコラボレーションしたアート布団カバーブランド「cover/cover」を立ち上げた。販売は10月1日から。

渋谷PARCOでカルチャーイベント「P.O.N.D.」が10月8日〜17日に開催。気鋭のクリエイターたちが「TRANSFER=移ること、伝わること」をキーワードに新しい時代の表現を展開する。

明治画壇の大家のひとりである日本画家・鈴木華邨(すずきかそん)。その代表作や初公開作品・資料を一挙に展示する特別展「 幻の天才画家 鈴木華邨展 ─甦る花鳥風月の世界─」が、大阪の逸翁美術館で開催される。会期は10月9日〜12月12日。

「Artprice」が2021年の現代美術品市場を分析するレポート「The Contemporary Art Market in 2021」を発表した。2020年7月1日から2021年6月30日までの1年間、世界の現代美術品市場では約27億ドル(約3020億円)の売上を記録し、コロナ前同期比で117パーセント増となった。

六本木ヒルズ内にあるヒルズカフェを会場に、期間限定で現代美術ギャラリー「CADAN ROPPONGI presented by Audi」がオープンする。会期は10月22日〜11月3日。

サザビーズ香港が10月9日に近代美術と現代美術のイブニングセールを開催。ピカソやゴッホ、バスキア、奈良美智の大作や、香港の映画監督ウォン・カーウァイによる初のNFT作品などが出品されるふたつのセールは、最高約17億香港ドル(約243億円)の落札額が予想されている。

2022年6月にドイツ・カッセルで開催される国際美術展「ドクメンタ15」が参加アーティストを発表した。それぞれのアーティストの国籍は発表されておらず、そのタイムゾーンのみが提示。24のタイムゾーンから54組のアーティストが参加予定となっている。

ベルギー・アントワープに拠点を置く現代美術ギャラリー「Zeno X Gallery(ゼノイクスギャラリー)」は、マルタン・マルジェラが同ギャラリーに所属したことを発表した。

京都市京セラ美術館は開館1周年記念展のひとつとして、日本を代表する現代美術家のひとりである森村泰昌の個展「森村泰昌:ワタシの迷宮劇場」を開催する。会期は2022年3月12日〜6月5日。

「新版画」を牽引する人物のひとりで、「旅情詩人」とも称される風景木版画家・川瀬巴水(1883~1957)。その生涯を約280点の作品とともにたどる大規模回顧展「川瀬巴水 旅と郷愁の風景」が、新宿のSOMPO美術館で開幕した。

アーティゾン美術館で現代美術家の森村泰昌が、洋画の傑作として名高い青木繁《海の幸》(1904)と対峙しながら新作を制作した「ジャム・セッション 石橋財団コレクション×森村泰昌 M式『海の幸』ー森村泰昌 ワタシガタリの神話」が開幕した。そのハイライトをお伝えする。

発表する作品は即日完売し、いまもっとも入手困難な作品を生み出す作家のひとりである天野タケル。その展示販売会が東京・原宿の「WITH HARAJUKU HALL」で開催。会期は10月14日〜17日。

京都を代表する芸術祭「KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭」が今年10月、12回目の開催を迎える。春に続く秋開催となる今回は「もしもし? ! 」をキーワードとし、声、語り、静寂など多様な切り口でキーワードにアプローチする作品群の上演、リサーチ、エクスチェンジといった3つのプログラムで構成される。

今週開幕の展覧会から、とくに注目したい3つをピックアップしてお届けする。なお緊急事態宣言のため、最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。