2021.10.4

「ドクメンタ15」が参加アーティストのリストを発表。国籍ではなくタイムゾーンで区分

2022年6月にドイツ・カッセルで開催される国際美術展「ドクメンタ15」が参加アーティストを発表した。それぞれのアーティストの国籍は発表されておらず、そのタイムゾーンのみが提示。24のタイムゾーンから54組のアーティストが参加予定となっている。

「ドクメンタ15」の参加アーティスト一覧 出典=ドクメンタ15のウェブサイトより

 ドイツの中心部に位置する都市カッセルで、1955年より5年に1度開催されてきた国際美術展「ドクメンタ」。2022年6月に行われる「ドクメンタ15」の参加アーティストが発表された。

 次回のドクメンタの芸術監督を務めるのは、インドネシアのアート・コレクティブ「ルアンルパ」。彼らが提示するコンセプトは「ルンブン(Lumbung)」、インドネシア語でコミュニティにある知識やアイディア、資源などを集約し共有するという意味だ。今回の参加アーティストは「ルンブン・アーティスト」とも呼ばれている。

 ルンブン・アーティストの国籍は発表されておらず、それぞれのアーティストのタイムゾーンのみが示されている。次回のドクメンタには、24のタイムゾーンから54組のアーティストが参加。日本標準時(JST)からは、逗子海岸映画祭などを手がけるアーティストグループ「CINEMA CARAVAN」と、同グループが長年連携している現代美術家・栗林隆が参加予定となっている。

 多くのルンブン・アーティストはこの夏カッセルに招待され、作品制作のための現地調査や、参加者同士が交流するための「ミニマジェリ(ミニ協議会)」を行う。

 ルアンルパは声明文で、「ミニマジェリは、ドクメンタ15以降の長期的な交流と持続的なつながりを目指している」とし、「これらのミニマジェリでは、オープニングまでのあいだに参加者同士が知り合い、自分の練習やドクメンタ15のための計画をお互いに発表したり、芸術的なプロセスについて質問をしたり、アドバイスをしたりすることができる。ルンブンの精神に基づいてリソースを共有し、一緒に決定することで、各ミニマジェリのなかで共同作業の方法が試される」と述べている。

 なお、「ミニマジェリ」ごとに分けられるルンブン・アーティストとそれぞれのタイムゾーンは以下の通り。


ikkibawiKrrr / KST
ook_reinaart vanhoe / CET
Richard Bell / AEST
Taring Padi / WIB
Wakaliwood / EAT

Agus Nur Amal PMTOH / WIB
Arts Collaboratory / diverse time zones
Black Quantum Futurism / EST
Chimurenga / SAST
Jumana Emil Abboud / EET
Nino Bulling / CET
Subversive Film / CET, EET

Cinema Caravan und Takashi Kuribayashi / JST
Kiri Dalena / PHT
Nguyen Trinh Thi / ICT
Safdar Ahmed / AEST
Sakuliu / TST

Atis Rezistans | Ghetto Biennale / EST, WET
Marwa Arsanios / CET
Sourabh Phadke / WET, IST
yasmine eid-sabbagh / BT, WT
*foundationClass*collective / CET

Alice Yard / AST
Erick Beltrán / CET
LE 18 / WAT
MADEYOULOOK / SAST
Party Office b2b Fadescha / IST
Serigrafistas queer / ART

Amol K Patil / IST
BOLOHO / CST
Cao Minghao & Chen Jianjun / CST
CHANG En-man / TST
Sa Sa Art Projects / ICT

Hamja Ahsan / WET
Jimmie Durham / CET
La Intermundial Holobiente / WET, ART, EST
Pınar Öğrenci / CET
Saodat Ismailova / UZT

Baan Noorg Collaborative Arts and Culture / ICT
Dan Perjovschi / EET
Fehras Publishing Practices / CET
Nhà Sàn Collective / ICT
The Nest Collective / EAT

Another Roadmap Africa Cluster (ARAC) / WAT, CAT, EAT
Archives des luttes des femmes en Algérie / WAT
Asia Art Archive / HKT
Centre d’art Waza / CAT
El Warcha / WAT
Graziela Kunsch / BRT
Keleketla! Library / SAST
Komîna Fîlm a Rojava / EET
Sada [regroup] / AST
Siwa plateforme – L’Economat at Redeyef / WAT
The Black Archives / CET