
文化庁のフリーランス・芸術関係者支援、第4次募集が開始。手続きの際の心構えや注意点とは
11月25日、文化庁が約500億円の予算を投じて行っている、文化・芸術分野のフリーランス向けの「文化芸術活動の継続支援補助金」。その第4次募集が開始された。申請の手続きにあたっての心構えや注意点を、第3次募集に応募したというアーティスト・市原えつこの経験を交えながら、編集部がまとめた。

11月25日、文化庁が約500億円の予算を投じて行っている、文化・芸術分野のフリーランス向けの「文化芸術活動の継続支援補助金」。その第4次募集が開始された。申請の手続きにあたっての心構えや注意点を、第3次募集に応募したというアーティスト・市原えつこの経験を交えながら、編集部がまとめた。

青木野枝、笠原恵実子、小田原のどかによる、彫刻についてのオンライントークイベント「彫刻のこれまでとこれから」が開催。彫刻の伝統や課題、今後の展望、制作環境や教育、ジェンダーなどを議論する。日時は12月4日13時〜14時30分。

今週始まった展覧会と11月29日までに終了する展覧会から、とくに注目したい3つをピックアップしてお届けする。予約方法や注意事項については、各館や芸術祭の公式ウェブサイトを参照してほしい。

「土地と人の結びつき」というテーマで作品を制作するスクリプカリウ落合安奈の個展「越境のする祝福」が、埼玉県立近代美術館で開催されている。会期は2021年2月7日まで。

フランスでいまもっとも注目を集めるダンサー・振付家のひとりであるフランソワ・シェニョーと、造形作家・映像作家・音楽家であるニノ・レネ。このジャンルを超えた才能あふれるふたりのアーティストが共同演出する 『不確かなロマンス−もう一人のオーランドー』が、彩の国さいたま芸術劇場(12月19日)、ロームシアター京都(12月21日)、北九州芸術劇場(12月23日)で日本初演される。

アートフェア「ART OSAKA」が、今年限りのスピンオフ企画「ART OSAKA WALL by APCA」を大阪・曽根崎の「山川ビル」で開催。関西圏を中心に28軒のギャラリーが参加し、若手・中堅作家の作品を一堂に紹介する。会期は12月18日〜20日(事前予約制)。

上田智之、菅原彩美、畑山太志、塙康平による展覧会「Rejoice! 豊かな喜びの証明」が、アーツ千代田 3331内・アキバタマビ21で開催されている。会期は12月27日まで。

六本木ヒルズの玄関である「66プラザ」で、村上隆による高さ10メートルの金色に輝く巨大な新作立体作品《お花の親子》(2020)が公開された。本作の設置にあわせて、村上の「お花」の世界観を楽しめる「お花カフェ」も期間限定オープンする。

11月20日、全国で18店舗目のPARCOとなる「心斎橋PARCO」がオープン。同店はパルコにとって約9年ぶりの大阪・心斎橋への出店となり、「新生 渋谷PARCO」「名古屋PARCO」と並ぶ東名阪の基幹店に位置づけられる店舗だ。渋谷に続き、この心斎橋PARCOでも注目したいアート要素が目白押しとなっている。

NHKで2021年に放送予定の大河ドラマ「青天を衝け」。その題字は現代美術家・杉本博司が手がける。

1969年、ジョン・レノンとオノ・ヨーコが世界中の主要都市に掲げた広告ビルボードやポスターのキャンペーン「WAR IS OVER!(IF YOU WANT IT)」が、ARアートの形式で東京で復活する。

東京都現代美術館で開催されている石岡瑛子の大規模回顧展「石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか」。この開催を機に、石岡が衣装デザインを務めた映画『ドラキュラ』と『白雪姫と鏡の女王』が、渋谷のBunkamuraル・シネマで11月27日~12月3日に限定上映される。

東京・浜町のT‐HOUSE New Balance (ティーハウス ニューバランス)で、グラフィックデザイナーでありアーティストユニット「Nerhol」としても活動する田中義久が、インスタレーション展示「Yoshihisa Tanaka × Tokyo Design Studio cooperative research vol.01」を展開している。会期は12月15日まで。

東京国立博物館(12月24日~2021年2月21日)、国立科学博物館(12月8日~1月11日)、国立近現代建築資料館(12月10日~2月21日)の3館で、「日本のたてもの―自然素材を活かす伝統の技と知恵」が開催される。

チャリティープロジェクト「Creation Project 2020 160人のクリエイターと大垣の職人がつくるヒノキ枡『〼〼⊿〼(益々繁盛)』」が、12月1日より東京・銀座のクリエイションギャラリーG8とガーディアン・ガーデンで開催。ふたつのギャラリーとつながりのあるクリエイターがデザインしたヒノキ枡を会場とオンラインで販売し、収益金は非営利組織「セーブ・ザ・チルドレン」に寄付される。

第二東京弁護士会は厚生労働省の受託事業として、「フリーランス・トラブル110番」の運用を開始した。アーティストやデザイナーなどを含むフリーランスのトラブルを弁護士がサポートする制度だ。

auは現代美術作品をau 5Gと最新のAR技術を駆使して体験できるアプリ「AR x ART(エーアールアート)」を11月24日にリリースした。このアプリでのコラボレーション第1弾となったのが名和晃平だ。

「陰影礼讃」(2010)、「No Museum, No Life?ーこれからの美術館事典」(2015)に続く、国立美術館合同展の第3弾として、「眠り展:アートと生きること ゴヤ、ルーベンスから塩田千春まで」が、11月25日〜2021年2月23日に東京国立近代美術館で開催される。人間の生命にとって欠かせない眠りをアーティストたちはどのように表現してきたのだろうか?

イギリスのニットウェアブランド、ジョン スメドレーの京都店で、ル・コルビュジエとピエール・ジャンヌレによる家具作品展「MADE IN CHANDIGARH」が開催されている。

内藤礼の個展が、東京・六本木のタカ・イシイギャラリーで開催される。会期は11月27日〜12月26日