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暑い日でも快適に巡ることができる中京圏&地方都市の駅チカ美術館まとめ

暑い日が続く夏シーズンは、駅から美術館までの移動だけで体力を消耗してしまいがち。そこで、屋外を通ることなく行ける駅直結の美術館や、駅から徒歩数分でアクセスできる美術館と開催中の中京圏&地方都市の展覧会をまとめた。※8月18日24時まですべての方に全文お読みいただけます

福岡アジア美術館が入居する博多リバレイン

駅直結の美術館

 まずは屋外を通ることなく行ける、駅直結の美術館をピックアップ。

愛知県美術館

 地下鉄栄駅および名鉄栄町駅に直結する複合施設・愛知芸術文化センター。その10階に入居するのが愛知県美術館だ。

地下広場と一体になったガラス屋根画特徴のオアシス21。地下から奥の愛知県美術館に直接アクセスできる 撮影:編集部

 地下街およびオアシス21を経由してアクセスが可能。20世紀の国内外の絵画や版画、クリムトやピカソなどのコレクションを中心に、年間を通して見ごたえのある企画展を展開している。

 同館では現在、「スウェーデン絵画 北欧の光、日常のかがやき」を開催中。スウェーデン国立美術館の全面協力のもと、19世紀末から20世紀初頭にかけて制作された約80点の傑作をとおして、同国の美術の「黄金時代」を紹介している。

静岡市美術館

  東海道新幹線や東海道線が通るJR静岡駅北口から地下道で直結している葵タワー。その3階にあるのが静岡市美術館だ。

静岡市美術館が入居する葵タワー。地下道を通って駅から直接アクセスできる 撮影:編集部

 静岡駅から地上に一度も外に出ることなく到着できる都市型美術館。「人と地域がキノウする美術館」をコンセプトに、コンパクトながら多彩なジャンルの美術展を開催している。

 現在同館で開催されている展覧会は「スウェーデンのうつわ グスタフスベリのある暮らし」(〜9月6日)だ。 1825年、スウェーデン南東部に設立されたグスタフスベリは、北欧を代表する製陶所のひとつ。本展はグスタフスベリを代表する4人のデザイナーに焦点をあて、スウェーデン国立美術館が所蔵する約300点の作品で、グスタフスベリの歴史と魅力をひもといている。

福岡アジア美術館

 福岡市地下鉄中洲川端駅に直結する大型複合施設・博多リバレイン。その7・8階にあるのが福岡アジア美術館だ。

福岡アジア美術館が入居する博多リバレイン。博多駅からも地下鉄で10分弱の立地

 駅改札から直結エレベーターで直接アクセスできる本館。世界で唯一、アジアの近現代美術を専管的に収集・展示する美術館。独自性の高いユニークな展覧会やイベントを涼しい館内で楽しめる。

 同館では夏の期間、特別展「おいでよ!夏の美術館vol.3『大どろぼうの家』」を開催中。 本展は、2024年よりスタートした夏のシリーズ展「おいでよ!夏の美術館」の第3弾で、盗みに出て留守中の「大どろぼう」の家に来場者が忍び込むという設定の「来場者が主役」の展覧会だ。来場者は大どろぼうの家を巡りながら、その正体を美術を通して探る構成となっている。

駅から徒歩数分の美術館

 続いて、路面電車や地下鉄の最寄り駅から徒歩数分圏内、あるいはアーケード商店街を活用して快適に行ける美術館を紹介。

富山市ガラス美術館

 富山地方鉄道(路面電車)グランドプラザ前停留場から徒歩約2分の場所にある富山市ガラス美術館。

富山市ガラス美術館が入居する「TOYAMAキラリ」の外観 (c)photoAC

 同館は建築家・隈研吾が設計を手掛けた複合施設「TOYAMAキラリ」内に位置する。富山駅前から出ている富山市内軌道線の路面電車「西町」の電停を降りてすぐ館内へ入れるため、暑さを避けて光とガラスの表現の世界を堪能できるのが嬉しい。

 現在同館で開催されている展覧会「Brilliant Color(ブリリアント カラー)」は、色ガラスの普及、素材と技法の革新、暮らしへの広がり、現代への継承という4つの視点から、コーニング・ガラス美術館の所蔵品約140点と富山市ガラス美術館の作品により、その魅力を紹介するものとなっている。

長崎県美術館

 長崎駅前から伸びる路面電車・長崎電気軌道に乗り、メディカルセンター電停から徒歩約2分、出島の電停から徒歩約3分に位置する長崎県美術館。

長崎県美術館 撮影:編集部

 電停を降りてすぐの長崎水辺の森公園内に立ち、隈研吾設計による運河を跨ぐ斬新な建築が印象的。スペイン美術や長崎ゆかりの美術品を、運河を望む涼やかなガラス張りの空間で鑑賞できる。

 現在は親子で楽しめる企画展「レオ・レオーニと仲間たち」を開催中。『スイミー』(1963)や『フレデリック』(1967)などで知られるレオーニの生涯にわたる制作活動と、影響関係にあったアーティストたちをあわせて紹介。絵画、彫刻、デザイン、絵本原画など約370点を通して、20世紀のイタリアやアメリカで多彩な分野にわたり活動したレオーニの創作の全貌に迫っている。