
日本最大のアートフェアから皇室ゆかりの名品まで、今週末に見たい3つの展覧会
3月3日までに終了する展覧会と今週始まった展覧会のなかから、とくに注目したい3つをピックアップしてお届けする。この機会をお見逃しなく。

3月3日までに終了する展覧会と今週始まった展覧会のなかから、とくに注目したい3つをピックアップしてお届けする。この機会をお見逃しなく。

2020年に第12回の開催を迎える台北ビエンナーレ。台北市立美術館が、そのゲストキュレーターに哲学者のブルーノ・ラトゥール、インディペンデント・キュレーターのマーティン・ギナール=テリンを迎えると発表した。

3月6日に行われたクリスティーズ・ロンドンの戦後・現代美術イヴニングセールで、デイヴィッド・ホックニーの《ヘンリー・ゲルダーラーとクリストファー・スコット》が予想価格を上回る3766万1250ポンド(約55億円)で落札された。本作は、ホックニーのオークション過去最高額の2番目となっている。

パリを拠点に活動を行うアーティスト・湊茉莉の日本初個展「うつろひ、たゆたひといとなみ」が、東京・銀座のメゾンエルメス フォーラムで開催される。会期は3月28日〜6月23日。

キャサリン・バーンハートの個展「Big In Japan!」が、東京・渋谷のNANZUKAで開催される。本展は、大きなキャンバスに鮮やかな色彩を用いて、漫画のキャラクターやポップカルチャーのアイコン、 あるいはニューヨークのストリートカルチャーを描いた、新作8点を中心に構成。会期は3月16日〜4月13日。

オークション大手・クリスティーズの2018年度売上高が70億ドル(約7613億円)となった。全出品作品のロットベース落札率は82パーセントで、ロックフェラーコレクションなどが牽引した。

3月7日発売の『美術手帖』 2019年4月号の特集は「100年後の民藝」。編集長・岩渕貞哉による「Editor’s note」をお届けします。

今年で14回目を迎えた日本最大のアートフェア「アートフェア東京」が開幕した。「Art Life」をテーマに掲げる今回のハイライトをお届けする。

「民藝」という言葉の誕生から間もなく100年が経とうとするいま、『美術手帖』4月号は「100年後の民藝」を特集。草創期から現代までの「民藝」を、デザインや美術の視点も交えながら探求する。

国連が制定した「国際女性デー」にあたる3月8日に、銀座 蔦屋書店でイベント「Bloom a life 自分の色をみつけよう」が開催される。同イベントでは、鮮やかな色彩で少女の姿を描いてきた愛☆まどんなによるライブペインティングのほか、様々なゲストによるトークが行われる。

気鋭のアーティストを紹介し、アーティストとコレクターとギャラリーを直接つなげる仕組みをつくりあげてきた「3331 ART FAIR」。東京・外神田のアーツ千代田 3331を会場に5日間にわたって開催されるこのアートフェアが、3月6日に開幕。その見どころを紹介する。

平成30年度(第69回)芸術選奨文部科学大臣賞19名と同新人賞11名が発表された。対象は演劇、映画、音楽、舞踊、文学、美術、放送、大衆芸能、芸術振興、評論等、メディア芸術の11部門。

東京などの経済文化中心地から離れ、日本の「荒野」で活動していた1960年代の日本人アーティスト。それらのアーティストによる急進的な表現活動に焦点を当てた展覧会「Radicalism in the Wilderness: Japanese Artists in the Global 1960s」が、ニューヨークのジャパン・ソサエティー・ギャラリーで開催される。会期は3月8日〜6月9日。

「建築のノーベル賞」とも言われ、これまでザハ・ハディッド、レム・コールハース、フランク・ゲーリーらが受賞してきたプリツカー賞。日本人建築家・磯崎新が、2019年のプリツカー賞を受賞したことが発表された。

東京・日本橋の劇場「明治座」の創業145周年を記念し、チームラボによって制作された新しい緞帳の全貌が明らかになった。デジタルで日々移り変わる新緞帳《四季喜昇座 - 時を紡ぐ緞帳》は、4月11日より常設・一般公開される。

前回の2016年には年間約104万人が訪れた、3年に1度・日本最大規模の国際芸術祭「瀬戸内国際芸術祭」。3月5日に行われた会見のなかで、2019年の参加作家と作品、プロジェクトの全貌が発表された。

国立西洋美術館と凸版印刷が、同館が所蔵するクロード・モネ作《睡蓮、柳の反映》の欠損部分を推定し、デジタルで復元するプロジェクトに着手した。その成果は、「国立西洋美術館開館60周年記念 松方コレクション展」(6月11日~9月23日)で見ることができる。

ucnv、小林椋、時里充、本山ゆかりによる展覧会「フィジーク トス」が、アキバタマビ21(アーツ千代田 3331内)で開催される。会期は3月6日〜31日。

ビビッドな色彩の日用品を用いて部屋のようなインスタレーションを展開してきた玉山拓郎と、日常で目にする物体にアプローチを加え、鑑賞者の認識を反転させる作品を制作してきた松延総司による展覧会「FLASH MATTER」が、京都・Gallery PARCで開催中。会期は3月17日まで。

オークションハウスのサザビーズが、2018年の決算を発表。総売上が64億ドル(約7164億円)に達したことを発表した。