NEWS / EXHIBITION - 2018.7.15

出品点数、263点。
「最後の浮世絵師」と名高き
月岡芳年の画業を一望する

幕末から明治にかけて活躍した浮世絵師、月岡芳年(つきおか・よしとし)の回顧展「芳年ー激動の時代を生きた鬼才浮世絵師」が、東京・練馬区立美術館で開催される。本展では、質・量ともに世界屈指とされる西井正氣の芳年コレクションの中から厳選された263点が並ぶ。会期は8月5日~9月24日。

月岡芳年 風俗三十二相 うるささう 寛政年間 処女之風俗 1888

 幕末から明治にかけて活躍した浮世絵師、月岡芳年(つきおか・よしとし)の回顧展「芳年ー激動の時代を生きた鬼才浮世絵師」が、東京・練馬区立美術館で開催される。 

 弱冠12歳で武者絵の名手・歌川国芳に入門した芳年は、その門下で武者絵、歴史画、美人画など幅広いジャンルの作品に着手した。

 幕末期は武者絵を中心に、美人画、戯画なども合わせて発表。その後明治維新の経験を受け、初期の武者絵からよりリアルな戦闘画へと発展させていき、センセーショナルな作風は「血みどろ絵」と呼ばれるようになった。

月岡芳年 英名二十八衆句 稲田九蔵新助 1867

 そんな「血みどろ絵」のイメージが根強い芳年だが、「大蘇」と名乗るようになってからは、西南戦争を取材した作品や新聞挿絵、歴史画、風俗画を描き、一躍人気を博した。

 晩年の10年間は、武者絵や物語絵の可能性にこだわった錦絵を描き続け、その独自の世界観は、今日もなお「最後の浮世絵師」として高く評価されつづけている。

 本展では、個人コレクションとしては質・量ともに世界屈指とされる西井正氣の芳年コレクションの中から263点を厳選して展示。幕末、明治の浮世絵の泰斗、月岡芳年の画業を一望できる機会となる。

月岡芳年 一魁随筆 西塔ノ鬼若丸 1872-73
月岡芳年 皇国二十四功 佐藤四郎兵衛忠信 1881