同じ距離に置くコト。すぐそばにあるモノ。それを待つヒト(々)。松井茂評「野口里佳 不思議な力」展

写真・映像作品を国内外の展覧会で発表し、国際的にも高い評価を受けている写真家・野口里佳。東京都写真美術館で開催されている「野口里佳 不思議な力」展は、時間や場所も超えていく写真の「不思議な力」が導く展覧会だ。詩人で情報科学芸術大学院大学(IAMAS)准教授の松井茂がレビューする。

REVIEW

古墳、陵墓、ストライキ、仮病、再野生化、コスプレ、キャンプ、被葬。「わからなさ」と交感する泉太郎の思考プロセスとは

映像、パフォーマンス、ドローイング、絵画、彫刻といったあらゆるメディアを交錯させたインスタレーションをおもな表現手法とする現代アーティスト・泉太郎。東京の美術館における初個展「Sit, Down. Sit Down Please, Sphinx.:泉太郎」が東京オペラシティ アートギャラリーでスタートした。会場の様子をレポートする。

NEWS / REPORT

第2回

『美術手帖』坂本龍一特集、6年後の編集後記──『async』と『12』から「坂本龍一」を考える

音楽家ではなく、美術家としての坂本龍一に迫った、2017年の『美術手帖』の坂本龍一特集。その企画に携わり、インタビュアーも務めた詩人で研究者の松井茂と、特集企画の担当編集者であった牧信太郎が、6年前に坂本龍一特集をつくりながら考えたこと、そして新しいアルバム『12』を聴きながら考えたことを語る。

PREMIUM

第1回

坂本龍一ロング・インタビュー。あるがままのSとNをMに求めて

雑誌『美術手帖』2017年5月号の坂本龍一特集より、冒頭を飾った坂本龍一のロングインタビューを公開。坂本龍一が考えるS(サウンド)とN(ノイズ)、そしてM(ミュージック)とはなんなのか? 17年のアルバム『async』の制作のほとんどを行ったというニューヨークで坂本が語った言葉に注目。