
チームラボが空間演出を手がけるオペラ。プッチーニの『トゥーランドット』が東京で公演へ
チームラボがセノグラフィー(空間演出)を手がける、ジャコモ・プッチーニのオペラ『トゥーランドット』新制作。その公演が、ジュネーヴに続き東京文化会館大ホールにて行われる。

チームラボがセノグラフィー(空間演出)を手がける、ジャコモ・プッチーニのオペラ『トゥーランドット』新制作。その公演が、ジュネーヴに続き東京文化会館大ホールにて行われる。

ポール・マッカートニーが1963年12月から1964年2月にかけて自身のカメラで撮影したポートレートを初めて公開する展覧会「Paul McCartney, Photographs 1963–64: Eyes of the Storm」が、ロンドンのナショナル・ポートレート・ギャラリーで開催される。会期は6月28日~10月1日。

2023年2月に開幕する展覧会のなかから、とくに注目したいものを編集部がピックアップしてお届けする。*最新情報は各館公式サイトをご確認ください。

2人の奇才、鈴木稔と蓜島邦明のコラボレーションによって制作されたバレエ作品「MISSING LINK」が、スターダンサーズ・バレエ団により上演される。公演日は3月2日〜3日。

第2回
東京都現代美術館で開催されている「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」展。連日盛況が続くこの話題の展覧会を、2017年当初からすべてキュレーションしてきたのがフロランス・ミュラーだ。ファッション史に詳しい京都芸術大学の本橋弥生教授が、会場でミュラーと対談。本展の開催背景や、その意義について話を聞いた。

驚愕のテクニックと独創的なスタイルで数々の衝撃作を生み出し、世界中に熱狂的なファンを持つ、ベルギーのダンスカンパニー「ピーピング・トム」。その6年ぶりとなる来日公演が、世田谷パブリックシアターで行われる。上演期間は2月6日〜8日。

京都市岡崎にある「MtK Contemporary Art」で、画家・小林正人と同ギャラリーのディレクターでもある現代美術家・鬼頭健吾による二人展「小林正人+鬼頭健吾」が開催されている(2023年2月12日まで)。知り合ってから20年近く経つという二人に、二人展というフォーマットやお互いの作品、そして作品制作について、自由に語ってもらった。

第61回
ヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会を扱ってきたアウトサイダー・キュレーター、櫛野展正。2016年4月にギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。彼がアウトサイドな表現者たちに取材し、その内面に迫る連載。第61回は、サクラエビの髭を素材に絵画を制作する増田喜良さんに迫る。

19世紀から現代までの、部屋にまつわる様々な表現を取り上げ、それを改めて見つめ直す展覧会「部屋のみる夢 ― ボナールからティルマンス、現代の作家まで」がポーラ美術館で開催中。本展の見どころをレポートする。

第12回
雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2023年1月号の「ロンドン」では、イラン生まれのアッバス・アカヴァンの個展「庭のための研究」ほか4つの展覧会を紹介する。権力や社会といった大きな主語にとらわれない、一人称の声に耳を傾ける。

日本の伝統文化をNFT作品にしてブロックチェーンに刻む、株式会社CyberZと、株式会社OENによる「JINP(Japan Inspired NFT Portal)」。このプロジェクトの第2弾「温故知新」でタッグを組んだ、重要無形文化財「蒔絵」保持者、いわゆる「人間国宝」の室瀬和美と、SNSでのブレイクをきっかけに活動の幅を広げるフォトグラファーのRKに、今回のプロジェクトにかける思いを聞いた。

東京オペラシティ アートギャラリーでの個展が開催中の泉太郎。そのドローイング展が、池尻のSUNDAYで2⽉21⽇まで開催されている。

東京・根津の谷根千エリアを中心としてギャラリーやお寺、カフェなど全9ヶ所で「うららか絵画祭」が開催される。会期は2月4日~19日。

アートの視点を科学とテクノロジーに結び合わせることで、研究やビジネスに展開していくプロジェクト「S+T+ARTS(Science, Technology & the ARTS)」。EU本部のあるベルギーの首都、ブリュッセルで行われたネットワーキングイベントをリポートする。

第10回
「Midjourney」や「Stable Diffusion」などの画像生成AIが話題を集め、誰もが簡単に「作品」を制作できる時代に突入した。だが、AIが生成した作品の本当の作者は誰に当たるのだろうか? また著作権の帰属先は? ライフワークとしてArt Lawに取り組む弁護士・木村剛大が法的観点からAI作品を分析する。

第6回
文化研究者であり、『現代美術史──欧米、日本、トランスナショナル』や『ポスト人新世の芸術』などの著書で知られる山本浩貴が、現代アートの「なぜ」を10ヶ月かけてわかりやすく解説する連載。第6回は、現代アートを象徴する潮流である「コンセプチュアル・アート」にフォーカスして、現代アートの多様性を紐解く。

第1回
全国の美大図書館司書による選書を紹介する「美大図書館の書架をのぞく」シリーズは、アートをもっと知りたい、アートも本も大好きという読者に向けた連載企画。第1回目の今回は、「世界の美しい図書館」としても知られる多摩美術大学図書館におすすめの本を聞いた。

2025年に万博と同時開催を計画している「大阪関西国際芸術祭」。その実現可能性を「スタディ」する芸術祭「Study:大阪関西国際芸術祭」の2回目が開幕した。

神戸にある横尾忠則現代美術館が、同館の開館10周年を記念するユニークな展覧会「横尾忠則展 満満腹腹満腹」をスタートさせた。会期は5月7日まで。

撤去から一転、保存へと方針が転換されたファーレ立川にある岡﨑乾二郎の作品《Mount Ida ─イーデーの山(少年パリスはまだ羊飼いをしている)》(1994)。美術評論家連盟による保存の要望書を起草したひとりである東京大学教授の加治屋健司が、この問題を振り返る。