初心者から上級者まで。「ミュージアム・マニア」がオススメする「ミュージアム7つ道具」

美術館・博物館へ出かける際に持っていくと便利なもの。「ミュージアム・マニア」であり、「青い日記帳」主宰の中村剛士(Tak)が初心者から上級者までに向け、あると鑑賞の質がぐんとアップする「ミュージアム7つ道具」を紹介する。

文=中村剛士(Tak)

Photo by Matteo Maretto on Unsplash
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 推しのコンサートやミュージカル鑑賞に必ず持参するものありますよね。また災害時に必要な懐中電灯や非常食など「防災グッズ」としてご自宅に備えてあるはずです。

 美術館・博物館へ出かける際も同様で、持っていくと便利なものがあります。「はじめての美術館ガイド」(上野編)でも少し触れましたが、あらためて、あると鑑賞の質がぐんとアップする「ミュージアム7つ道具」を紹介したいと思います。

①100円玉

100円玉

 絵画展や恐竜展など美術館・博物館では日々、好奇心を刺激する魅力的な展覧会が数多く開催されています。チケットを購入し心躍らせ展示室へ入る前に、まず荷物や上着(冬場はコート等)をコインロッカーに預けましょう。日本国内のミュージアムには必ず無料で利用できるロッカーが用意されています。そのほとんどが「コイン返却式」となっており、100円玉が必要となります。近年QRコード決済などキャッシュレス化が進み現金(とくに小銭)を持たない方も多いかと思いますが、展覧会に行く際には、ポケットに桜がデザインされた100円玉を忘れないようにしましょう。なお、旅先で大きな荷物を持っている場合は受付に申し出れば無料で預かってもらえます。