兵馬俑からPM2.5までを背負って。中国出身の美術家・馬嘉豪(マ・ジャホウ)が個展で見せる新たなアプローチとは

中国出身の美術家・馬嘉豪(マ・ジャホウ)の個展「霾(バイ)PM2.5」が、東京・阿佐ヶ谷のTAV GALLERYで開催される。本展では、人間をかたどったレディメイドのオブジェなどを用いて、民間と国家の境界を描き出すことを試みた新作を中心に発表。それらを、調香師・喜覚愛(AI KIKAKU)と協働し、PM2.5を煙で再現した作品空間の中で見ることができる。会期は2018年11月2日〜11月16日。

NEWS / EXHIBITION

「地域アート」の射程を問い直す。藤田直哉、金澤韻、原田裕規らがクロストークを開催

青森県の十和田市現代美術館が「『地域アート』はどこにある?」プロジェクトのクロストークを実施する。本イベントは、評論家・藤田直哉が提唱した「地域アート」にまつわる様々な事象について、2日間にわたって語り合うもの。登壇者には、藤田のほか、林曉甫、⾦澤韻、原⽥裕規、藤井光、現代芸術活動チーム「目【mé】」、星野太など、今日のアートシーンにおいて、各方面で活躍する人物が集う。日程は11月3日・4日の2日間。

NEWS / EXHIBITION

「ムンク展」を見る前に。 ムンク《叫び》の基礎知識

10月27日より東京都美術館で開催の「ムンク展ー共鳴する魂の叫び」(東京都美術館)。これに先駆け刊行された、エドヴァルド・ムンクを特集した『美術手帖』10月号増刊より、同館学芸員・小林明子による《叫び》基礎解説をお届けする。

INSIGHT

名和晃平が関西では5年ぶりとなる個展を開催。ミクロとマクロを往還する多彩な新作をチェック

国内外で活躍する美術家・名和晃平の個展「名和晃平:Element - Black」が、大阪のギャラリーノマルで開催される。版画・立体・ドローイングの形態を用いて、ミクロとマクロの視点を往還するようなアプローチを試みたという新作シリーズに期待が高まる。会期は11月10日~12月8日。

NEWS / EXHIBITION

いつでも変わることができる。霧のアーティスト・中谷芙二子が「霧の抵抗」で伝えたいこと

1970年代より純粋な水霧を用いた環境彫刻、インスタレーション、パフォーマンスなどを手がけ、「霧のアーティスト」として世界的に活動してきた中谷芙二子。その日本初となる大規模個展が水戸芸術館現代美術ギャラリーで10月27日に開幕。「抵抗」が大きなキーワードとなる本展をレポートでお届けする。

NEWS / REPORT

ムンク美術館の《叫び》が初来日。100パーセントムンク作品で構成された「ムンク展—共鳴する魂の叫び」、東京都美術館で開幕

ノルウェーを代表する画家、エドヴァルド・ムンク。その代表作を一堂に公開する回顧展「ムンク展—共鳴する魂の叫び」が東京都美術館で開幕した。100パーセントムンク作品で構成される本展では、約100点(油彩は60点以上)の作品が一堂に紹介されている。(掲載作品はすべてオスロ市立ムンク美術館蔵 All Photographs ©︎Munchmuseet)

NEWS / REPORT