彫刻家・青木野枝が見せる「赤」。gallery 21yo-jでガラスを用いた新作を発表

鉄を用いた軽やかな作品で知られる彫刻家、青木野枝の新作展が東京・世田谷のgallery 21yo-jで開催される。会期は11月15日〜12月9日。

青木野枝 もどる水-2018 撮影=山本糾

 鉄を用いた作品で知られる作家・青木野枝は、「瀬戸内国際芸術祭」や「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」をはじめ、各地の芸術祭に参加。また、2014〜15年にはスイス、ポーランド、ドイツを巡回した「ロジカル・エモーション―日本現代美術展」に出展している。

 鉄を丸などの基本的なかたちに溶断し、それらをつなぎあわせて空間に配置することで作品をつくり上げていく青木。最近は石膏、石鹸など異なる素材も用いて制作を行う。

青木野枝 水のとどまるところ IV 撮影=山本糾

 今回の個展では、鉄と併せて赤いアンティークガラスを使った新作《ふりそそぐもの / 赤》を発表。光や風を通す形態にガラスがはめこまれ、そこを光が透過することで出現する複雑な空間を味わいたい。

青木野枝 ふりそそぐもの / 赤 something floating down / red(プランドローイング) 2018

編集部

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