
芸術文化振興会を提訴。映画『宮本から君へ』助成金不交付で
文化庁所管の芸術文化振興会が、映画『宮本から君へ』に対する助成金1000万円を不交付とした件で、行政処分の取り消しを求める提訴後の記者会見が、同作のエグゼクティブプロデューサーと弁護団により行われた。

文化庁所管の芸術文化振興会が、映画『宮本から君へ』に対する助成金1000万円を不交付とした件で、行政処分の取り消しを求める提訴後の記者会見が、同作のエグゼクティブプロデューサーと弁護団により行われた。

現代美術の世界を代表するキュレーター、ハンス・ウルリッヒ・オブリストの公開講義「雲のように考える:コンテンポラリー・アートはどこへいくのか」が、東京・上野の東京藝術大学で開催される。日時は2020年1月5日15時〜17時。

2019年12月20日より公開される、片渕須直監督によるアニメーション映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』。前作『この世界の片隅に』に250カット以上の新規シーンを加え、主人公・すずのみならず戦時中の広島で生きる「さらにいくつもの」人々の心の動きを描き出した新作だ。引き続き主人公・すずを演じた女優・のんと片渕監督に、新作に対する思いやアニメを演じることについて話を聞いた。

パリを拠点に活躍する写真家ピエール=エリィ・ド・ピブラックの日本初個展が、銀座のシャネル・ネクサス・ホールで開催される。同シリーズは、2013年から2シーズン、パリ・オペラ座バレエ団の公演会場であるガルニエ宮とオペラ・バスティーユの舞台裏に身を置き、ダンサーたちの生活に入り込んで制作された。会期は2020年3月11日~27日。

「あいちトリエンナーレ2019」の一企画「表現の不自由展・その後」展示中止を受けて愛知県に設置された検討委員会は、12月18日に最終報告書をまとめ、提言とともに大村秀章愛知県知事に提出した。

人種や階級、性別、セクシュアリティ、経済学、人類学、社会学、心理学など様々な分野を横断しながら、ときに風刺を交えた分析を行うターナー賞作家グレイソン・ペリー。そんなペリーが新時代のジェンダーとしなやかな男性のあり方を模索した書籍『男らしさの終焉』を紹介する。

1月の開催直前に中止されたアートフェア「アート・ステージ・シンガポール」から、12月の「アート・バーゼル・マイアミ・ビーチ」で物議を醸した1600万円の「バナナ」まで。美術手帖で取り上げたなかから、とくに振り返っておきたいアートマーケットで起きた出来事をお届けする。

大手広告代理店・電通は、ビジネスにおけるアートの活用を支援するコンサルティング事業「アート・イン・ビジネス」を開始すると発表。書籍『アート・イン・ビジネス』も刊行した。

いま世界で高い注目を集めるフードアーティスト・諏訪綾子による個展「記憶の珍味」が、東京・銀座の資生堂ギャラリーで開催される。来場者が実際に「あじわう」ことのできる展示のほか、会期中には参加型のパフォーマンスも行われる。会期は2020年1月18日〜3月22日。

今年開催された「あいちトリエンナーレ2019」で実行委員会会長を務めた大村秀章愛知県知事が採択を目指す「あいち宣言(プロトコル)」。これについて、あいちトリエンナーレ参加作家の代表者らによる最終案がまとめられた。

毎年12月に「MoMA Design Store」のオンラインストア限定で販売される雑貨の詰め合わせ「ハッピーバッグ」。今年は、MoMAと人気アーティストのコラボレーションによるオリジナルスケートボード入りの福袋5種と、アートポスターとChampionのMoMA限定フーディが入った福袋1種、計6タイプで展開されている。

現代美術を公開保管するアートストレージ(収蔵庫)を併設したリノベーションホテル「KAIKA TOKYO -THE SHARE HOTELS-」が、3月31日にオープンする。

ユニクロ、セブン-イレブン、楽天グループなど、数々の案件を手掛けてきた日本を代表するクリエイティブディレクター・佐藤可士和。その過去最大の個展「佐藤可士和展」が、東京・六本木の国立新美術館で2020年9月に開催される。

世界経済フォーラム(WEF)が毎年発表している「ジェンダー・ギャップ指数」の2019年版において、日本は調査対象153ヶ国中121位と過去最低を記録した。この男女格差は、美術館でも見て取れる。

東京・恵比寿のNADiff a/p/a/r/tで、『美術手帖』12月号「『移民』の美術」特集に関連した高山明×清水知子によるトークイベント「『移民』『難民』とアクションとしてのアートを考える」が12月27日、開催される。

「世界中の良質な情報を必要な人に送り届ける」ことをミッションに、2012年6月15日に設立されたスマートニュースが選ぶ「SmartNews Awards 2019」が発表。ウェブ版「美術手帖」がベストパートナー賞を受賞した。

新進アーティストの支援を目的に、2006年に始まった資生堂の公募プログラム「shiseido art egg」。第13回となる今回は、応募総数269件のなかから、今村文、小林清乃、遠藤薫の3名が入選し、遠藤が大賞にあたる「shiseido art egg賞」を受賞した。11月11日に行われた贈呈式やその後の座談会では、展示に込めた思いやその作品の現在的な意味について率直な発言が飛んだ。当日の様子をお届けする。

今年1月に台北に新たに設立され、90のギャラリーが参加したアートフェア「台北當代(タイペイダンダイ)」。その2回目が、2020年1月16日〜19日に台北の南港展覧館(TaiNEX)で開催される。SCAI THE BATHHOUSEやカイカイキキギャラリー、レビー・ゴルビーなどのギャラリーが初出展となり、99のギャラリーが集結する。

エーロ・サーリネンによるミラー邸をはじめ、IMペイ、リチャード・マイヤー、ジェームス・ポルシェックなどの代表作が建ち並ぶモダニズム建築の宝庫・インディアナ州コロンバスを舞台とした映画『コロンバス』が、2020年3月14日よりシアター・イメージフォーラムほかで全国順次公開される。

2020年は1970年に開催された大阪万博から50年の節目となる。これを記念し、企業所有の作品を軸に1970年万博で提示された「芸術」を紹介する「EXPO’70の芸術」が大阪府立江之子島文化芸術創造センターで開催される。会期は2020年1月24日~2月15日。