作品の収蔵庫とホテルが一体となった新たなコンセプトの宿泊施設「KAIKA TOKYO -THE SHARE HOTELS-」が2020年3月31日にオープンする。
同ホテルはリノベーションホテル「KUMU 金沢」や「LYURO 東京清澄」などを展開する「THE SHARE HOTELS」の8店舗目となるもの。
施設名の「KAIKA(カイカ)」には、見せる収蔵庫を意味する「開架」という意味に加え、「日本のアート文化を広め『開化』させたい、さらに将来的にはアーティストの才能『開花』をサポートしたい」という思いが込められているという。
「KAIKA TOKYO -THE SHARE HOTELS-」は地上6階、地下1階。1階と地下1階の共用部には「見せる収蔵庫」として8区画のスペースがあり、現時点ではCLEAR GALLERY TOKYO、KOSAKU KANECHIKA、NANZUKA、VOILLD、Yoshimi Arts、YUMIKO CHIBA ASSOCIATESの6ギャラリーが利用予定。アートストレージ内の作品は、入居するアートギャラリーの活動と連動しながらつねに変化していくという。
また施設内には、アーティストの作品集などを扱う物販コーナーや企画展スペースを設け、アートにまつわるイベントも開催予定。なお客室は、ツイン、ダブル、4名部屋、6名部屋などのバリエーションを含む全73室。
普段は見ることがない収蔵庫とホテルの融合という斬新な試みに期待したい。