今年1月に台北に新たにローンチされたアートフェア「台北當代(タイペイダンダイ)」が2020年1月16日〜19日、台北の南港展覧館(TaiNEX)でふたたび開催される。
次回は、同フェアの共同創設者であるマグナス・レンフリューに加え、中国のバイリンガル美術誌『LEAP』の元編集長・キュレーターのロビン・ペッカムがフェアの共同ディレクターを務める。
来年のフェアの開催について、ペッカムはこうコメントしている。「チームや出展者、コレクター、美術機関、そしてより広いコミュニティと協力することで、台北當代が国際美術界の重要な集いの場や、アートとアイデアの交換のための主要なプラットフォームになることを楽しみにしています」。
ガゴシアンやハウザー&ワース、ペロタンなどのメガギャラリーをはじめ、90のギャラリーが集結した初回のフェアは、2万8000人以上の来場者を集めた。次回は、99のギャラリーが参加し、規模がさらに拡大する。
メインセクションである「ギャラリーズ」では、75のギャラリーが出展。そのうち、日本のSCAI THE BATHHOUSEやカイカイキキギャラリー、海外のレビー・ゴルビーやカメル・マンヌールなどのギャラリーが初出展となる。
個展形式で展示を行う「ソロ」セクションでは、20世紀の巨匠をはじめ、現代アーティストや新進気鋭のアーティストの作品を展示。蛍光灯を用いたインスタレーション作品で知られるダン・フレイヴィンや、現在テート・モダンで大回顧展が開催中のナム・ジュン・パイク、31歳で逝去したアーティスト・石田徹也などの作品が紹介される。
また設立以来8年未満のギャラリーを紹介する「ヤング・ギャラリーズ」には、アルベルツ・ベンダやKOSAKU KANECHIKA、GALLERY VACANCYなども参加する。