ファッションで探り出す日本の歴史、身体、アイデンティティ。PUGMENTインタビュー

東京都現代美術館で現在開催中の「MOTアニュアル2019 Echo after Echo:仮の声、新しい影」に参加している、大谷将弘と今福華凜によるファッションレーベル・PUGMENT(パグメント)。ファッションの機能や身体性に注目したアプローチで、現代美術の文脈においても注目されてきたPUGMENTに話を聞いた。なお、PUGMENTが単一のプロジェクトであることを考慮し、大谷・今福の発言は区分せず統一して記載する。

INTERVIEW

人々に愛され続けるクラシックホテルの魅力とは?「クラシックホテル展ー開かれ進化する伝統とその先ー」が建築倉庫ミュージアムで開催

今日の日本のサービスの礎を築きあげたクラシックホテルに焦点を当てる展覧会「クラシックホテル展ー開かれ進化する伝統とその先ー」が、東京・品川の建築倉庫ミュージアムで開催される。100年の時を越えて愛されるクラシックホテルの魅力は何か? 会期は2020年2月8日~5月31日。

NEWS / EXHIBITION

大災害後の美術館はどうなる? ナイル・ケティングの個展「Remain Calm」が上海・西岸美術館で開催

日本で経験した避難訓練から着想され、ナイル・ケティングの個展「Remain Calm」が、上海の西岸美術館(ウェストバンド・ミュージアム)で2020年1月8日まで開催されている。本展では、大災害のあとに洪水で美術館が浸水し、「スマートホーム」技術が人々や作品の世話を行うことを想像したパフォーマティヴ・インスタレーションを発表する。

NEWS / EXHIBITION

明確な意図と偶然性のサンドイッチ。ウクライナ出身の写真家ボリス・ミハイロフの新刊『Yesterday’s Sandwich Ⅱ』をチェック

写真家に贈られる賞のなかで最大といわれるハッセルブラッド賞の受賞経験もある旧ソビエト、ウクライナ出身の写真家ボリス・ミハイロフ。その新刊『Yesterday’s Sandwich Ⅱ』が、SUPER LABOより刊行された。明確な意図と偶然性が編み出すシュールな世界観に注目だ。

NEWS / EXHIBITION

荒木経惟が独立前に手がけた全26冊のスクラップブックが写真集に。知られざるアラーキーの原点とは?

写真家・荒木経惟が、フリーになる1964年から71年にかけての間、「月光荘」のスケッチブックに個人的な習作として撮り溜め、自らレイアウトしたというスクラップブック全26冊が倉庫から突然発見された。これらは「月光写真」と題され、1冊の写真集となった。これまでほとんど発表されることのなかったアラーキーの原点とは何か?

NEWS / EXHIBITION

イタリア現代陶芸の巨匠、ニーノ・カルーソの造形世界を振り返る展覧会が京都国立近代美術館で開催

神話性や象徴性をテーマのひとつとし、日本とも関わりの深いイタリア現代陶芸の巨匠、ニーノ・カルーソ。92点の代表作やデザインワーク、スケッチでその造形世界を回顧する展覧会「記憶と空間の造形 イタリア現代陶芸の巨匠 ニーノ・カルーソ」が、京都国立近代美術館で開催される。会期は2020年1月4日~2月16日。

NEWS / EXHIBITION

リフレクトし、スケールアウトするプラザ。玉山拓郎インタビュー

渋谷パルコにオープンした「OIL by 美術手帖」ギャラリーで、個展「The Sun, Folded.」を開催中の玉山拓郎。これまで日用品などのファウンドオブジェクトを用いた展示や、強烈な色に照らされた空間的作品が注目されてきた玉山が、最新作となる本展では映像を用いたインスタレーションを発表。「いま、自分の使う要素がものすごく整理されている」という作家に、その方法論や現在地を問う。

INTERVIEW

「さまよえるニッポンの私」とは何か? 森村泰昌が原美術館で個展を開催

名画の登場人物や歴史上の人物に扮したセルフ・ポートレイト作品で知られる森村泰昌。その個展「森村泰昌:エゴオブスクラ東京2020―さまよえるニッポンの私」が、原美術館で開催される。本展では映像作品のほか、森村自身によるレクチャーパフォーマンスも発表。会期は2020年1⽉25⽇〜4⽉12⽇。

NEWS / EXHIBITION

現実とシミュレーションの界面、「安全な遊び場」の消失。永田康祐評 谷口暁彦『やわらかなあそび』

メディア・アート、パフォーマンス、映像、彫刻など様々な形態で制作を行い、近年は自身のアバターなどを用いた一連の作品で、現実空間と仮想空間の境界を探ってきた谷口暁彦。その初となる劇場作品『やわらかなあそび』が、11月9日〜10日にフェスティバル/トーキョー19のプログラムとして、東京・池袋のシアターグリーンで上演された。本作を、アーティストの永田康祐がレビューする。

INSIGHT

PREMIUM

「展覧会」を疑え。フィリップ・パレーノと島袋道浩が語るアートの在り方

東京・神宮前のワタリウム美術館で、フランスを代表するアーティストであるフィリップ・パレーノの日本における美術館初個展「オブジェが語りはじめると」が開催。1994年から2006年にかけて制作された作品(オブジェ)が再構成されて並ぶ本展を通じ、パレーノは何を見せるのか? 来日したパレーノが親交のあるアーティスト・島袋道浩とともに「展覧会」や「アート」の在り方について語り合った。

INTERVIEW