私自身を「あじわう」体験とは? フードアーティスト・諏訪綾子の個展「記憶の珍味」が資生堂ギャラリーで開催
いま世界で高い注目を集めるフードアーティスト・諏訪綾子による個展「記憶の珍味」が、東京・銀座の資生堂ギャラリーで開催される。来場者が実際に「あじわう」ことのできる展示のほか、会期中には参加型のパフォーマンスも行われる。会期は2020年1月18日〜3月22日。
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諏訪綾子は石川県生まれ。金沢美術工芸大学を卒業後、2006年から自身が主宰する「food creation」としての活動を開始。欲望、好奇心、進化をテーマに、食に関する作品をパフォーミング・アーツやインスタレーション、ダイニング・エクスペリエンスなど様々な手法で発表してきた。
2008年には、金沢21世紀美術館で初の個展「食欲のデザイン展 感覚であじわう感情のテイスト」を開催。14年には東京大学総合研究博物館とともに、同館の10周年記念展「好奇心のあじわい 好奇心のミュージアム」を開催した。また、国内外の様々な都市で「ゲリラレストラン」やダイニング・エクスペリエンス「Journey on the table」を行っている。
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そんな諏訪の個展「記憶の珍味」が、東京・銀座の資生堂ギャラリーで開催される。会期は2020年1月18日~3月22日。
本展で諏訪は、誰もが個人的に持っている記憶をテーマに、新たな「食」の表現に取り組む。会場には、諏訪が様々な香りから調合した数種類の「記憶の珍味」を来場者が実際に味わうことのできる場が設けられ、有機的なかたちを伴った「記憶」を味わうためのツールがインスタレーションとして展示される。
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また会期中には、ギャラリー内で不定期の参加型パフォーマンスも実施。諏訪自身がその場で「記憶の珍味」をもてなしゲストとともに味わいながら、その感覚を共有することを試みる。
自身の記憶を、美しくかけがえのない珍味として「あじわう」体験の創出に挑戦する諏訪。本展では、味覚を通じてコミュニケーションを開き、自然からのインスピレーションを体感することができるだろう。