
金沢21世紀美術館の展示室が演劇の舞台に。チェルフィッチュ×金氏徹平『消しゴム森』が上演
演劇作家・チェルフィッチュ主宰の岡田利規と現代美術作家の金氏徹平がタッグを組んだ作品『消しゴム森』が、2020年2月7日〜16日に金沢21世紀美術館の展示室で上演される。東日本大震災後の人工的につくりかえられた風景に触発され、「人間的尺度」を疑うことから構想が始まった本作の見どころとは?

演劇作家・チェルフィッチュ主宰の岡田利規と現代美術作家の金氏徹平がタッグを組んだ作品『消しゴム森』が、2020年2月7日〜16日に金沢21世紀美術館の展示室で上演される。東日本大震災後の人工的につくりかえられた風景に触発され、「人間的尺度」を疑うことから構想が始まった本作の見どころとは?

アレックス・ダッジ、加納俊輔、高石晃、麻生晋佑の4名によるグループ展「Winter Show」が、 東京・神楽坂のMaki Fine Artsで開催される。会期は1月25日〜2月23日。

井原信次、松下まり子、森栄喜、ヨーガン・アクセルバルによるグループ展「one’s behavior」が、東京・新宿のKEN NAKAHASHIで開催される。本展で4名は、ドローイングや写真作品とともに、日々の思考の軌跡で紡ぎ出した散文、詩、物語などの言葉を張り巡らされた関係性の網目としてギャラリー空間で同時に抱え込み、複数の個が持つ独自の意識や声によるポリフォニーを発生させることを試みる。会期は1月14日~2月29日。

1月に始まったばかりの展覧会のなかから、とくに注目したい3つをピックアップして紹介する。この機会をお見逃しなく。

戦後日本の前衛芸術を代表する作家であり、具体美術協会のメンバーとして知られる白髪一雄。その東京初の大規模個展が、東京オペラシティ アートギャラリーで開幕した(新型コロナウイルスの影響で2月末で閉幕)。

東京・原宿の太田記念美術館が開館40周年を記念し、浮世絵の幅広いコレクションのなかから肉筆画の名品を選りすぐって公開する。葛飾北斎の《雨中の虎》とその娘・応為による《吉原格子先之図》の共演をはじめ、菱川師宣、宮川派、喜多川歌麿、葛飾北斎、歌川派、明治時代に活躍した小林清親や月岡芳年まで、貴重な肉筆画が勢揃いする。

「日本博2020」の特別展として、文化庁新進芸術家海外研修制度の成果発表会でもある「DOMANI・明日展2020」が、1月11日に国立新美術館で開幕した。第22回目の開催を迎える今回のテーマは、「傷ついた風景の向こうに」。その見どころを、レポートで紹介する。

1930年代~60年代に生み出された名作椅子から建築作品。それら「モダンデザイン」の全貌を紐解く展覧会「モダンデザインが結ぶ暮らしの夢」展が、パナソニック汐留美術館で開幕した。

2015年、菊竹寛によって東京・六本木に開廊した「Yutaka Kikutake Gallery」はNerhol、新里明士、田幡浩一、古橋まどか、平川紀道、小林エリカ、三瓶玲奈、本山ゆかり、小左誠一郎、向山喜章などによる、絵画、写真、彫刻、映像といった幅広いジャンルの作品を紹介している。代表の菊竹寛に、5周年を迎えるギャラリーのこれまでとこれから、そして自身が手がける生活文化誌『疾駆』の新プロジェクトなどについて聞いた。

寺田倉庫株式会社のグループ会社であるTERRADA ART ASSIST株式会社は10日、株式会社BH AUCTIONとアートオークション事業に関する業務提携を発表した。

美術手帖では、批評家や学芸員らによる展覧会レビューを毎月掲載。そのなかから、12月に公開された全8本をお届けする。各レビューの詳細はリンクから全文をチェックしてほしい。

トーキョーアーツアンドスペース(TOKAS)の企画公募プログラム「OPEN SITE」。Part 2では、居原田遥の企画による遠藤薫、花崎草、柳井信乃の3人展や、テス・マーティンによる個展が開催される。会期は1月11日~2月9日。

1952年開館のブリヂストン美術館を前身とする東京・京橋のアーティゾン美術館が、1月18日に開館する。最新技術を使った空間で古代美術から現代美術までを広く展示する、新しいミュージアムの誕生だ。学芸員に聞いた目指す美術館像、施設の注目ポイントと、開館記念展について紹介する。

創業300年以上の日本酒の蔵元「沢の鶴」と13人のアーティストがコラボレーションした展覧会「“THE ART LABEL SAKE プロジェクト” supported by sawanotsuru」が、1月15日〜2月4日に伊勢丹新宿店メンズ館のギャラリースペース「ART UP」で開催される。アートラベルの日本酒の販売だけではなく、そのアート作品の展示販売も行われる。

「GO FOR FUTURE」をキーワードに、未来美術家として活動を展開する遠藤一郎。彼が美学校で講師を務める「未来美術専門学校アート科」の受講生26人と、ゲスト作家の会田誠、田中偉一郎による合同展「未来美展3」が、鹿児島市内にある天文館ニワビルで開催された。「本当にお前がやりたいことは何なのか」という遠藤からの問いかけに、若きアーティストたちはどのように応答するのか? 美術評論家の福住廉が論じた。

2017年に渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで日本初の回顧展が行われ、多くの来場者を集めた写真家ソール・ライター。その第2弾「ニューヨークが生んだ伝説の写真家 永遠のソール・ライター」が1月9日に開幕した。膨大なアーカイブのなかから、前回は発掘されていなかった世界初公開となる作品や、豊富な資料を展示。写真家ソール・ライターの実像に迫る展覧会となっている。

日本を代表するアーティスト・コレクティブ「ダムタイプ」。その約18年ぶりとなる新作パフォーマンス《2020》が今年3月、ロームシアター京都で2日間にわたって上演される。これを前に行われた初の通し稽古で、ダムタイプメンバーが語ったこととは?

2018年秋、12年ぶりに劇場空間に復帰したダンサーの田中泯。今回、その際に披露された作品《―オドリに惚れちゃって!―「形の冒険」》が、「ムカムカ版」として進化し、池袋の東京芸術劇場で上演される。田中のダンスへの飽くなき追究と、革新的な身体美を堪能したい。上演期間は1月10日~16日。

昨年、台北に新たに設立されたアートフェア「台北當代(タイペイダンダイ)」。「初回のフェアとして最強の出展者リスト」と言われた同フェアには、ガゴシアンやハウザー&ワース、ペロタンなどのメガギャラリーをはじめ、90のギャラリーが集結し、2万8000人以上の来場者を記録した。2回目の開催を目前に、同フェアの設立者・共同ディレクターであるマグナス・レンフリューに話を聞いた。

最新の研究や技術を駆使し、レオナルド・ダ・ヴィンチによる絵画、彫刻、建築、工学系発明作品などを復元する「夢の実現」展が、1月26日まで代官山ヒルサイドフォーラムで開催されている。ダ・ヴィンチの実現できなかった夢を実現し、その絵画を本来の姿で見せる本展の見どころとは?