
愛知県、作品購入で若手作家支援へ。3年間で1億円の特別枠設ける
愛知県の大村秀章知事は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で打撃を受けるアーティストを支援するため、今年度から3年間で1億円の特別枠を設け、若手作家の現代美術作品を重点的に購入することを明らかにした。

愛知県の大村秀章知事は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で打撃を受けるアーティストを支援するため、今年度から3年間で1億円の特別枠を設け、若手作家の現代美術作品を重点的に購入することを明らかにした。

東京・丸の内の三菱一号館美術館は、6月9日から営業を再開。「画家が見たこども展」は会期を2週間延長し、6月21日まで開催する。

アートコレクターとしても知られる前澤友作が会長を務める公益財団法人現代芸術振興財団。同財団が主催する、国内最大級の学生向けアートアワード「CAF賞」が作品募集を開始した。応募締め切りは2020年7月31日。

ユニクロは、グローバル旗艦店である「UNIQLO TOKYO」を6月19日にオープンさせると発表した。

今年9月に京都市京セラ美術館で開催が予定されていた「アンディ・ウォーホル・キョウト」が、来年度以降に延期されることが発表された。

政府の第2次補正予算案において明らかにされた560億円規模の芸術文化支援。その内容が公表された。

《包まれたライヒスターク、ベルリン、1971-95》や《ゲーツ、ニューヨーク市、セントラルパーク、1979-2005》などの大規模作品で知られるクリストが5月31日、84歳で逝去した。

1990年代より家具や日用品などの廃棄物を補完し新たな形態を生み出してきた青野文昭。昨年末から今年にかけて、せんだいメディアテークにて開催された展覧会「ものの, ねむり, 越路⼭, こえ」では、東日本大震災以降に制作された大型作品と新作を中心に、1000平方メートルの会場全体を作品化し、震災の記憶を立ち上がらせた。本展をキュレーターの熊倉晴子がレビューする。

いま一度絵画の魅力について考える展覧会「絵の旅 vol.5:深く沈み、軽やかに浮かぶ - The Silence Activity」が、東京・恵比寿のMA2 Galleryで開催される。参加作家は、伊庭靖子、岡﨑乾二郎、関根直子、東城信之介。会期は6月6日~27日。

今週(5月25日〜31日)、国内外であった主なアートニュースをプレイバックしてお届けします。

新型コロナウイルスにより、多くの美術館が閉鎖を余儀なくされるなか、注目を集めたのがNintendo Switchのゲームソフト「あつまれ どうぶつの森」だ。これまでの「美術手帖」の記事から、「あつまれ どうぶつの森」に参加している美術館をまとめて紹介する。

フランスのジャーナリスト、ブリジット・バンケムンがeBayで購入した70ユーロのエルメスのヴィンテージ手帳のなかには、フランスの戦後芸術を牽引した中心人物たちの連絡先が羅列されていた。この出会いに運命を感じ、持ち主を探し出してその人物の人生を遡ったバンケムン。その顛末がまとめられた書籍の英語訳『Finding Dora Maar: An Artist, an Address Book, a Life』が刊行された。

第26回
雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本から注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2020年6月号の「BOOK」2冊目は、美術家・内藤礼の初の言葉による作品集、『空を見てよかった』を取り上げる。

本屋B&Bのオンライン配信で、『美術手帖』6月号「新しいエコロジー」特集に関連した篠原雅武×山本浩貴によるトークイベント「危機の時代のエコロジーを、アートを通して考える」が6月12日19:00より開催される。

4月、イギリスの医療従事者に捧げる作品のチャリティー販売を行ったダミアン・ハーストが、その結果を発表した。2種類の作品で、300万ポンド(約4億円)以上を調達したという。

ファッションブランドのステラ マッカートニーは、ソーシャルメディアチャンネルにて「Stellavision」を展開中。オラファー・エリアソンのスタジオツアーのほか、新たにサーチ・ギャラリーが選出した10人のアーティストによるZoomでのドローイングセッションの様子が配信されている。

東京都が定める「新型コロナウイルス感染症を乗り越えるためのロードマップ」のステップ1への移行を受けて、都内の美術館・博物館が続々と再開を発表。それぞれのコロナ対策はどうなっているのだろうか?

新型コロナウイルスのパンデミック下、文化支援の分野でもっとも注目を集めたのがドイツだ。このドイツの文化政策協会(Kulturpolitische Gesellschaft)が2020年3月31日に発表した「文化政策は持続的に影響を与えなければらない─コロナ-パンデミック後の文化政策のための10項目」を、神戸大学教授・藤野一夫が3回にわたり詳細に論説する。

第7回
新型コロナウイルスのパンデミックによって、アートマーケットの世界も大きな影響を受けている。これまでマーケットの主要プレイヤーだった巨大アートフェアが中止やオンライン化するなど、変化の波は避けがたい。そこで、長年にわたりアートのECサイト「タグボート」を運営している徳光健治が、今後のマーケットの構造変化を予想する。

美術手帖では、批評家や学芸員らによる展覧会レビューを毎月掲載。そのなかから、5月に公開された全12本をお届けする。各レビューの詳細はリンクから全文をチェックしてほしい。