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2020.5.31

京都市京セラ美術館の開館から「国家安全法」反対声明まで:今週のアートニュース

今週(5月25日〜31日)、国内外であった主なアートニュースをプレイバックしてお届けします。

開館した京都市京セラ美術館 撮影=木薮愛

美術館開館&再開

・3月21日に開館予定だった京都市京セラ美術館が5月26日に開館。当面は府民限定で予約制。
・国立美術館で初めて、京都国立近代美術館が5月26日に再開
都立美術館が6月2日に再開することが発表。なお東京都美術館だけは6月30日まで休館を延長。
・すべての国立博物館が6月2日に再開することが発表。東京国立博物館は完全事前予約制をとる
 

中止&延期

国立西洋美術館で開催予定だった「スポーツinアート展」が開催中止。コロナで海外からの作品輸送難しくなったという
・東京国立博物館で特別展「国宝 鳥獣戯画のすべて」が2021年春に開幕延期。「きもの KIMONO」は、6月30日~8月23日に会期を変更。また同館で6月16日から開催される予定だった「国宝 聖林寺十一面観音 ― 三輪山信仰のみほとけ」は1年ほど開幕が延期された。
・国立西洋美術館の「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」が新たな会期を発表。東京会場・国立西洋美術館の会期は開幕日未定〜10月18日に、大阪会場・国立国際美術館の会期は11月3日〜2021年1月31日に変更した。

海外

・新型コロナの影響で今年のターナー賞が開催を取りやめ。賞の代替として「ターナー奨学金」を発表した
・バンクシーの最新作《Game Changer》が盗難未遂にあっていたことが判明。男が防護服着て病院に侵入した。
・中国の全国人民代表大会で可決された香港の「国家安全法」に対し、1500人以上の香港の文化・芸術関係者が反対声明を発表。芸術表現や言論の自由、文化交流における検閲が懸念されている。