
町田の新美術館・国際工芸美術館(仮称)の概要が判明。国際版画美術館や公園と一体のパークミュージアムに
東京・町田の町田市立国際版画美術館に隣接するかたちで、芹ヶ谷(せりがや)公園内での開館を目指してきた新美術館「国際工芸美術館(仮称)」。2019年度の開館を予定しながらも、財政上の理由によって開館が延期となり、計画の見直しが行われていた同館の新たな概要が発表。2024年度中のオープンを目指すこともわかった。

東京・町田の町田市立国際版画美術館に隣接するかたちで、芹ヶ谷(せりがや)公園内での開館を目指してきた新美術館「国際工芸美術館(仮称)」。2019年度の開館を予定しながらも、財政上の理由によって開館が延期となり、計画の見直しが行われていた同館の新たな概要が発表。2024年度中のオープンを目指すこともわかった。

新型コロナウイルスの感染拡大で大きな影響を受けつつも、今年は様々な美術館が開館やリニューアルを迎えている。その一覧を時系列でまとめた。

身体と演じること、眼差しと欲望、セクシャリティとジェンダーについて、多様な角度からアプローチを重ねてきたふたりのアーティスト、遠藤麻衣と百瀬文が、男と女、自然物と人工物などに二分されることのない、新たな性のあり方を探る展覧会「遠藤麻衣×百瀬文 新水晶宮」(TALION GALLERY)。本展を、依然として強い性差別やジェンダーギャップが残る世界の現状を踏まえ、小田原のどかがレビューする。

ゲンロンスクールなどの事業を行う株式会社ゲンロンは、黒瀬陽平が代表を務める合同会社カオスラとの契約を解除したと発表した。

ヴェネチア国際映画祭で審査員特別賞を受賞した『郊遊〈ピクニック〉』を最後に、商業映画から離れていたツァイ・ミンリャン。現在公開中の『あなたの顔』は、ツァイが5年ぶりに放った映画作品だ。13人の登場人物の「顔」が、極端なクローズアップと洗練されたライティングによって細部まで映し出される本作は、見る者にどのようなメッセージを届けるだろうか。映像作家の中村佑子がレビューする。

既存の美術や流行に影響されず、ひたすら自由に表現活動を行っているアーティストたちの作品を紹介する特別展「あるがままのアート −人知れず表現し続ける者たち−」が、7月23日に東京藝術大学大学美術館で開幕した。本展の見どころをレポートで紹介する。

1983年に制定され、これまでに38回の開催を経てきた公募展「上野の森美術館大賞展」。上野の森美術館に収蔵されたその受賞作のなかから、「なんでもない、どこにでもある日常」をテーマに、この時代だからこそ見てみたい作品をピックアップする「なんでもない日ばんざい!」が開幕した。会期は7月23日〜8月30日。

メルセデス・ベンツ日本による、文化・芸術支援活動「メルセデス・ベンツ アート・スコープ」。久門剛史、ハリス・エパミノンダ、小泉明郎が参加するその2018〜20年の成果発表展が、東京・品川の原美術館で開幕した。会期は9月6日まで。

能の源流とされる演目「翁」。その翁を見つめ直す企画展「翁─細川家の能の世界─」が、東京・目白台の永青文庫で開幕した。

江戸時代の庶民に愛され、日本のみならず世界の美術史に大きな影響を与えた浮世絵。太田記念美術館、日本浮世絵博物館、平木浮世絵財団の浮世絵コレクションから選りすぐりの約450点を紹介する「The UKIYO-E 2020 ─ 日本三大浮世絵コレクション」が東京都美術館で開幕する。会期は前期が7月23日〜8月23日、後期が8月25日〜9月22日。

7月23日から始まる連休を前に、この夏に見ておきたい10の展覧会をピックアップしてお届けする。新型コロナウイルス対策を万全にして楽しんでほしい。

スペイン・マドリードにあるプラド美術館は、15〜19世紀にかけて歴代のスペイン王室が収集した美術品約8700点を所有する、ヨーロッパ屈指の美術館として知られている。この美術館のコレクションを紐解くドキュメンタリー映画『プラド美術館 驚異のコレクション』が、7月24日より全国順次ロードショーとなる。

『美術手帖』8月号「ゲーム×アート」特集に関連し、8月5日にオンライントークイベントの開催が決定。特集に登場した谷口暁彦、松永伸司、大岩雄典が出演する。

東京藝術大学大学院の国際芸術創造研究科が主催するグループ展「Alter-narrativesーありえたかもしれない物語ー」が、6月1日〜30日に開催された。コロナ禍においてオンライン上での開催となった本展を、文化研究者の山本浩貴がレビューする。

2020年12月からの開催を予定していた札幌国際芸術祭2020が、中止となることが決定した。新型コロナの影響だ。

2010年に現代美術の本格的な収集に踏みだした桶田俊二・聖子夫妻。そのコレクションを一般公開する展覧会「OKETA COLLECTION:A NEW DECADE」が、7月23日より東京・青山のスパイラルガーデンでスタートする。

日本の伝統文化を現代に表現するアーティスト・舘鼻則孝。コロナ禍の緊急事態宣言下に、舘鼻は、テレワークで100点もの連作からなる絵画シリーズ「Thundercloud Painting」を制作。本シリーズは、作家独自のオンライン・ビューイング・ルームにて鑑賞・購入可能だ(~8月22日)。また同期間中、本シリーズから10点が、舘鼻が所属するギャラリー・KOSAKU KANECHIKAでも展示されている。

東京・渋谷の、渋谷パルコ2階にあるOIL by 美術手帖で、国内外で絵画作品を発表してきたShohei Takasakの個展「sun, snake, nipples」が開催。会期は7月31日〜8月18日。

ドキュメンタリーとアートの境界を横断するような作品が、「コンセプチュアル・ドキュメンタリー」と評される写真家の石塚元太良。現在その個展が、東京・天王洲のKOTARO NUKAGAで開催されている(~8月29日)。

東京・六本木のサントリー美術館が7月22日にリニューアル・オープン。これを記念し、サントリー美術館収蔵品と現代作家による「生活のなかの美」をテーマとした展覧会「ART in LIFE, LIFE and BEAUTY」が開幕する。会期は7月22日〜9月13日。