200年の歴史を持つプラド美術館を紐解く。映画『プラド美術館 驚異のコレクション』が7月24日ロードショー
スペイン・マドリードにあるプラド美術館は、15〜19世紀にかけて歴代のスペイン王室が収集した美術品約8700点を所有する、ヨーロッパ屈指の美術館として知られている。この美術館のコレクションを紐解くドキュメンタリー映画『プラド美術館 驚異のコレクション』が、7月24日より全国順次ロードショーとなる。
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15〜19世紀にかけて、歴代のスペイン王室が収集した美術品約8700点を所有するヨーロッパ屈指の美術館「プラド美術館」。そのコレクションにフォーカスしたドキュメンタリー映画『プラド美術館 驚異のコレクション』が、7月24日よりヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマ、新宿シネマカリテほか全国順次ロードショーされる。本作は、新型コロナの影響で公開が延期されていた。
プラド美術館は、フェリペ2世とフェリペ4世が築いたコレクションが基礎となり、1819年11月19日に「王立美術館」として開館。その後、1868年の九月革命後に現在の名称である「プラド美術館」に改称された。かつてはパブロ・ピカソが館長を務めたことでも知られている。
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同館コレクションの核となるのは、フェリペ4世の寵愛を受けたディエゴ・ベラスケス(1599〜1660)や、カルロス4世に重用されたフランシス・デ・ゴヤ(1746〜1828)とったスペインを代表する画家、あるいはマニエリスムで知られるギリシャのエル・グレコ(1541〜1614)だ。
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本作では、ベラスケスの《ラス・メニーナス》(1656)やゴヤの《裸のマハ》(1797-1800)、エル・グレコの《胸に手をおく騎士》(1580頃)、あるいはヒエロニムス・ボスの《快楽の園》(1503-1504)といった、プラド美術館の名品にフォーカス。館長のミゲル・ファロールをはじめ、美術館の学芸員、修復家たちが、それぞれ作品に対する熱い思いを語っていく。
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ナビゲーターを務めるのは、幅広い役柄で活躍する俳優のジェレミー・アイアンズ。年間300万人の人々が訪れる美の殿堂を、アイアンズの案内で巡ってみてはいかがだろうか。なお日本語吹替版のナビゲーターは、今井翼が務める。
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