
世界初、ルイ・ヴィトンのレストラン。吉岡徳仁が手がけたチャージャープレートに注目
今年オープンしたばかりのルイ・ヴィトン メゾン 大阪御堂筋。その最上階には、世界で初めてレストランが併設されている。デザイナー・吉岡徳仁が、このルイ・ヴィトンのレストランのためにデザインしたというチャージャープレートにも注目だ。

今年オープンしたばかりのルイ・ヴィトン メゾン 大阪御堂筋。その最上階には、世界で初めてレストランが併設されている。デザイナー・吉岡徳仁が、このルイ・ヴィトンのレストランのためにデザインしたというチャージャープレートにも注目だ。

新型コロナウイルスの影響で今年5月から10月に開催延期されたアートフェア「TEFAFニューヨーク2020」が、中止となることが決定した。

2021年春にリニューアル・オープンを控える長野県信濃美術館。今回の全面改築に合わせて、本館・東山魁夷館ともにスタッフユニフォームを一新。そのデザインは、同県出身であるMame Kurogouchiのデザイナー・黒河内真衣子が担当する。

4月に開催予定だった青木野枝の個展「微塵」は、緊急事態宣言を受け開催を延期。その後、gallery21yo-jのウェブサイトにて、本展の展示風景を記録した中川周による動画が公開された。「記録」であると同時に、中川の「作品」といった両義的な性質をもつこの記録動画に着目し、中島水緒がレビューする。

5月から7月にかけて、北海道の3都市と台湾で実施予定だった「北海道舞踏フェスティバル2020」。新型コロナウイルスの影響を受け、中止となった公演が8月1日~31日にオンラインで上演される。

映像、照明、オブジェクト、インタラクションを使用し、光のアートやデザインワークを手がけてきたアーティスト・松尾高弘の展覧会「INTENSITY」が、ポーラ ミュージアム アネックスで開催される。会期は7月20日〜9月6日。

今週(7月12日〜19日)、国内外であった主なアートニュースをダイジェストでお届けします。

2018年にバイオ・アートの最新形を紹介する企画展「2018年のフランケンシュタイン」が開催されたGYRE GALLERYで、その続編となる展覧会「ヒストポリス─絶滅と再生─展」が開催されている。

神奈川・相模原のパープルームギャラリーで、複数のジャンルを横断する作家、星川あさこの近年の活動を紹介する個展「ファンタジーホスピタル」が開催される。会期は7月23日〜7月31日。

CG作家の衛藤隆世とペインターであるリヴァ・クリストフから成る共同体「アール&シー」。その初個展「Relay&Conflict」が、東京の四谷未確認スタジオで開催されている。会期は7月17日〜8月2日。

ペロタン・ソウルで、カイカイキキの所属作家11組による、新作・旧作を含む展覧会「Healing」が開催される。会期は7月23日〜9月4日。

東京都写真美術館の「写真とファッション」展は、新型コロナウイルス感染症の影響による休館を経て、7月19日まで開催。長年にわたり文化誌『花椿』の編集者を務めた林央子を監修に迎え、アンダース・エドストローム、髙橋恭司、エレン・フライス×前田征紀、PUGMENT、ホンマタカシが参加した。1990年代以降の写真とファッションの関係を再検証する本展を、写真批評家/写真史研究者の調文明がレビューする。

「おさなごころ」をインタラクティブなアートを通じて問い直す、大人もこどもも楽しめる展覧会「おさなごころを、きみに」が、7月18日に東京都現代美術館で開幕した。メディアテクノロジーによる作品や映像が多数展示されている本展の見どころを、レポートでお届けする。

東京でも有数のビジネス街である有楽町に、一般社団法⼈日本現代美術商協会(CADAN)が初となるリアルスペース「CADAN有楽町」をオープンさせた。その背景にあるものとは?

1895年に創設されたヴェネチア・ビエンナーレ国際展。その創設125周年を記念するため、美術、建築、音楽、舞踊、映画、演劇といった6つの部門が共同企画する展覧会「Le muse inquiete:When the Biennale Meets History」が、8月29日〜12月8日に開催される。

国内有数のオークションハウスであるSBIアートオークションは、新型コロナウイルス感染症の拡大にともなう新たな試みとして、会場を使用しないライブ配信型オークション「SBI Art Auction Live Stream」を8月1日に開催する。

日本の美意識に根ざした工芸的な作品によって、いまもっとも注目されている1970年以降生まれの作家12人。その作品が一堂に会する企画展「和巧絶佳展」が、パナソニック汐留美術館で開幕した。

陶芸家・建築家として精力的に活動を行う奈良祐希。その個展「Hybridizing」が、東京・南青山のAkio Nagasawa Gallery Aoyamaで開催中だ。会期は8月29日まで。

第1回
同性婚の法制化や先進的なデジタル行政、そして目覚ましい効果を発揮した新型コロナウイルス対策など、その民主主義に根ざした政治・社会のありようが、国際的に大きな注目を集める台湾。世界のアートシーンにおいても、台湾出身のアーティストたちは、近年その存在感を高めている。本連載では4回にわたり、台湾現代美術の最前線に迫る。第1回となる今回は、躍進する台湾のアートシーンのいまを伝えるレポートを掲載。続く第2〜4回では「ヨコハマトリエンナーレ2020」(7月17〜10月11日)、「北アルプス国際芸術祭2020」(開催延期)参加予定のアーティストたちを紹介する。[台湾文化センター×美術手帖]

今週スタートした展覧会から、とくに注目したい3つをピックアップしてお届けする。予約方法や注意事項については、各館の公式ウェブサイトを参照してほしい。