東京・渋谷の、渋谷パルコ2階にあるOIL by 美術手帖で、Shohei Takasakiの個展「sun, snake, nipples」が開催される。会期は7月31日〜8月18日。
Shohei Takasakiは1979年埼玉県生まれ。2009年の初個展「split head」(PRISM、東京)開催以降、東京、オーストラリア・メルボルン、クウェート、アメリカ・ポートランドなど国内外で個展を開催してきた。13年からアメリカ・ポートランドに拠点を構えてきたが、19年に帰国して現在は東京を中心に活動している。
個人的なエピソードと、モダニズムに代表される歴史的絵画のイメージの混交によって絵画作品を生み出すTakasaki。今回の個展では、日本帰国後に自身の周囲や社会的状況から得たインスピレーションをもとにした作品を発表する。Takasakiは本展について「2020年において、物事を多角的に見ること」についての鑑賞者へのプレゼンテーションでもあるとコメントしている。
また、同展では、Takasakiとアメリカ時代から親交の深いキュレーター、Eri Takaneをキュレーションに迎える。Takaneは新型コロナウイルスや人種差別被害による暴動など、複雑に深く関わりあう2020年という時代において「多角的な視点を持つこと、答えはひとつだけではないと自覚することこそが、現代には必要」という視点でTakasakiの作品を見てみたいと語る
これまでの画業のひとつの集大成ともなるTakasakiの個展。絵画を通して、2020年という複雑な時代を考えるきっかけになりそうな展覧会となっている。