
上野を巻き込むフェスティバル。日比野克彦がプロデュースする「UENOYES」が開幕
東京を代表する文化施設が集まる上野公園。ここを舞台に、アーティスト・日比野克彦がプロデュースするフェスティバル「UENOYES」が開幕した。今回が初開催となる同イベントは何を目指すのか?

東京を代表する文化施設が集まる上野公園。ここを舞台に、アーティスト・日比野克彦がプロデュースするフェスティバル「UENOYES」が開幕した。今回が初開催となる同イベントは何を目指すのか?

1970年代に世界各地で起こったフェミニスト・アヴァンギャルド運動の重要な役割を担った美術家、ビルギット・ユルゲンセン。青山のファーガス・マカフリー東京で9月28日から開催中の個展では、シュルレアリスムの要素を含んだ図像やアカデミックな製図法によって、様々な社会問題に斬り込んだ作品が展示されている。ユルゲンセンの実践を辿る本展の見どころをお届けする。

神奈川県・箱根町の彫刻の森美術館で、アーティスト・高橋匡太による「箱根ナイトミュージアム」が開催される。昨年もクリスマスシーズンから新年にかけて開催され、好評を博したこのイベント。今回は、昨年よりもライトアップされる彫刻が増えるほか、来館者がワークショップで制作した《ひかりの実》などの新しい魅力も加わるという。点灯期間は12月1日~2019年1月6日。

顔をモチーフとした大胆な作風で注目を集める若手画家、水戸部七絵の個展「DEPTH -Blue Pigment-」が名古屋のgallery Nで開催される。会期は10月13日〜10月28日。

今冬、島根・安芸市の足立美術館で特別展「生誕135年 孤高の画家 橋本関雪 動物画を中心とする全所蔵作品を一堂に」が開催。同館の橋本関雪コレクションが全て公開される。同時開催に横山大観の収蔵品展も。会期は12月1日〜2019年2月28日。

福祉施設の利用者をはじめ、幅広い表現者たちによる作品を独自の切り口で紹介している、広島県福山市の鞆の津ミュージアム。今夏は「文体の練習」と題し、文字や言葉を使った表現を集めた企画展を開催した。本展を、広島市現代美術館学芸員の松岡剛がレビューする。

写真家・荒木経惟の個展「片目」が東京・青山のRAT HOLE GALLERYで開催される。本展は、網膜中心動脈閉塞症により右目の視力を失った5年前から現在に至るまでに荒木が撮影した、1000点を超えるモノクロ写真を紹介するもの。会期は9月29日〜12月16日。

朝海陽子、キム・ジンヒ、スコット・トレリーヴェン、エミリー・ワーディル、乗代雄介によるグループ展「Closed Windows」が東京・巣鴨のXYZ collectiveで開催中。会期は10月21日まで。

現役のグラフィティ・ライターとして活動しているUFO907の個展「Flat Earth Flat Wall Flat Ass」が東京・中野のHidari Zingaroで開催中。会期は10月7日まで。

顔真卿(がんしんけい)は、玄宗皇帝の時代の絶頂期の唐に仕えた役人であるとともに「顔法」の創出により書の世界にも大きな影響を与えた書家。その人物像とともに書の美しさ、本質に迫る展覧会「顔真卿 王羲之を超えた名筆」が東京国立博物館で開催される。会期は2019年1月16日〜2月24日。

ゴリラのマスクを被った、匿名のアクティビスト集団「ゲリラ・ガールズ」。1980年代より美術業界に蔓延するジェンダー問題や不正を訴えてきたグループが次に目をつけたのは、「#MeToo」ムーブメントに対する美術館の対応だ。

40年を超える歴史を持つ東京・銀座のNUKAGA GALLERYが10月、東京・天王洲のTERRADA Art Complexに「KOTARO NUKAGA」を開廊する。こけら落としはロンドン、メキシコシティーが拠点のコンセプチュアル・アーティスト、ステファン・ブルッゲマンの日本初個展。会期は10月20日〜12月20日。

ビースティ・ボーイズ、イギー・ポップ、エミネムとコラボレーションするなど、若者を中心に絶大な支持を得るトッド・ジェームス。そんなジェームスの新作展が、東京・渋谷のNANZUKAで開催される。会期は10月13日〜11月17日。

美術家・福田尚代の個展「山のあなたの雲と幽霊」が東京のMUSEE Fで開催される。本展では、福田が近年取り組んでいる「袖の涙」シリーズの新作を見ることができる。会期は10月15日〜10月27日。

19世紀のもっともスキャンダラスな絵画、ギュスターヴ・クールベの《世界の起源》で描かれたモデルの正体が明らかになった。

パフォーミング・アーツの祭典「フェスティバル/トーキョー」で、演出家・劇作家の山本卓卓(やまもと・すぐる)が映画を発表する。主宰する劇団・範宙遊泳の演劇作品では、プロジェクションを操り、生身の俳優との掛け合いを通して、独特の情感あふれる世界を繰り広げる山本。日頃から映像と演劇について考える機会が多いであろう彼が、映画をどうとらえ、今回どのような映像作品をもくろんでいるのか。話を聞いた。

9月23日、マリーナ・アブラモヴィッチがイタリア・フィレンツェで開催された展覧会のサイン会後、51歳のチェコ人の男に襲撃された。「自分のアートのため」という動機のもと、アブラモヴィッチの肖像画を手にした男は、キャンバスでアブラモヴィッチの頭に打ちつけようとした。

東京・六本木の21_21 DESIGN SIGHTにて10月14日まで開催中の「AUDIO ARCHITECTURE:音のアーキテクチャ展」。本展の関連イベントとして9月25日、「LIVE AUDIO ARCHITECTURE × 8」が行われた。

川村文化芸術振興財団が昨年スタートさせた日本初のソーシャリー・エンゲイジド・アート支援助成制度。その2回目の公募が始まった。応募締め切りは10月21日で対象は不問。

黒を基調とした静謐な絵画で知られる画家、村上友晴の個展「村上友晴展―ひかり、降りそそぐ」が目黒区美術館で開催される。会期は10月13日〜12月6日。