
草間彌生美術館が開館1周年で「未来へのわが展望をみてほしい―植物とわたし」を開催。植物と自画像の関係性を問う
2017年10月1日に東京・新宿区に開館し、1周年を迎えた草間彌生美術館。その第3回となる展覧会「未来へのわが展望をみてほしい―植物とわたし」が10月4日より開催される。草間作品の代表的なモチーフである植物にフォーカスした本展。どのような作品が見られるのか、その様子をお届けする。

2017年10月1日に東京・新宿区に開館し、1周年を迎えた草間彌生美術館。その第3回となる展覧会「未来へのわが展望をみてほしい―植物とわたし」が10月4日より開催される。草間作品の代表的なモチーフである植物にフォーカスした本展。どのような作品が見られるのか、その様子をお届けする。

舞踏家・笠井叡の新作ダンス作品《高丘親王航海記》が東京の世田谷パブリックシアターで上演される。本作は、澁澤龍彦の遺作となった『高丘親王航海記』を21名のダンサーを率いて壮大に演出するもの。公演期間は2019年1月24日~1月27日。

美術の新しい風を吹かせたいという思いから、日本画家の中島千波、中野嘉之、畠中光享によって設立された公募団体「Artist Group-風-」。同団体が主催する、満45歳以下のアーティストを対象にした公募展「Artist Group-風-大作公募展」が2018年10月23日より東京都美術館で開催される。

近世日本を代表する絵師として知られる長澤蘆雪の画業をたどる回顧展「長澤蘆雪―18世紀日本のアバンギャルド」が、スイス・チューリッヒのリートベルク美術館で開催されている。会期は11月4日まで。

60年代より日本写真の第一線で活躍した深瀬昌久(1934〜2012)の写真集『MASAHISA FUKASE』(日本語版:赤々舎)が9月19日に刊行された。本書は、深瀬が生前に雑誌に残した撮影後期や手記をもとに、その制作意図や背景を全26章にわたって丹念に追ったもの。5万字の作品解説とともに、深瀬の全貌を浮き彫りにする待望の集大成となる。

夭折の天才としていまふたたび注目を集めるジャン=ミシェル・バスキアによる4つの作品が、11月14日のサザビーズニューヨーク・現代美術セールに登場。バスキアの生涯を振り返るこの4つの作品は、合計予想落札額が約44億円を超える。

今年5月、東京大学中央食堂に展示されていた宇佐美圭司の絵画《きずな》が廃棄された。これに端を発し、美術評論家連盟が「事物の権利、作品の生」と題したシンポジウムを開催する。日程は11月11日。

東京国立博物館で「マルセル・デュシャンと日本美術」展と同時に開幕したのが「京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」展だ。昨年、60万人以上を動員した「運慶」と同じく「慶派」の快慶、定慶、行快などが揃う本展の見どころとは?

ロシア・モスクワのプーシキン美術館で「江戸絵画名品展」が開催されている。本展は、ロシアでは初となる文化庁主催海外展。日露間における人的交流の拡大に向けた方策のひとつとして、尾形光琳、葛飾北斎をはじめとする江戸時代の名画を紹介するもの。会期は10月28日まで。

20世紀の美術にもっとも影響を与え、その後の現代美術史の礎となった芸術家マルセル・デュシャン。その足跡をフィラデルフィア美術館所蔵品でたどり、さらには日本美術を比べるという展覧会が東京国立博物館で10月2日より開催される。150件以上の作品・資料が並ぶ本展の概要をレポートでお届けする。

現在、スタジオ・オラファー・エリアソンで研究員を務める姉弟ユニット・SHIMURAbros。ベルリンを拠点とするふたりが、ポーラ美術館の現代美術展示スペース「アトリウム ギャラリー」におけるHIRAKU Project第7回の展示として「Film Without Film 映画なしの映画」展を開催する。会期は12月8日〜2019年3月17日。

エリザベス女王の治世を祝福するため、デイヴィッド・ホックニーがiPad を使ってデザインしたステンドグラスの新作《ザ・クイーンズ・ウィンドウ》が、9月26日にロンドンのウェストミンスター寺院で公開された。

新潟を拠点に活動し、GUNなどの活動でも知られる堀川紀夫の個展「Not a Stone’s Throw」が東京・南麻布に移転したMISA SHIN GALLERYで開催中。本展は、同ギャラリー移転後初の展覧会となる。会期は11月10日まで。

10月5日、京都で一夜限りの現代アートの祭典「ニュイ・ブランシュ KYOTO 2018」が開催。市内各所で「五感」をテーマに多彩なプログラムが実施される。

女性ストリート・アーティストの第一人者として知られるSWOONの個展「Mirari Minima」が、東京・西麻布のSNOW Contemporaryで開催される。会期は10月6日〜11月2日。

第2回
ファッションブランド「NEMIKA」による連載「根実花書簡」。現代を代表する歌⼈であり、ユーモア溢れるエッセイも⼈気の穂村弘が、気鋭の写真家たちの作品に、ことばを添える。連載第2回は、日常を再解釈しユニークな視点で切り取る写真家・濱田祐史が、「36 lights #05 A way to the Atelier de Cezanne」と題し、画家・セザンヌが暮らした街を撮影したシリーズを発表する。

箱根のポーラ美術館が新たな対話型美術鑑賞プログラム「ビジネスのためのアート・ワークショップ」を10月より本格スタートさせる。その内容とは?

アーティストの最新動向を知るために、いま、まずチェックすべきはInstagramだろう。アーティストたちは何を考え、何を見て、どんな作品に取り組んでいるのか。作品の裏側を明かす画家から、日々を独自の視点で切り取る写真家まで、Instagramでフォローしたいアーティストを日本編、海外編の2部にわけてピックアップ。まずは日本を拠点とするアーティスト5名を紹介する。

中部国際空港セントレアが10月12日に開業する複合商業施設「FLIGHT OF DREAMS(フライト・オブ・ドリームズ)」で、チームラボによる体験型コンテンツが常設展示されることが決定した。その詳細とは?

前作『ハッピーアワー』(2015)でロカルノ、ナントをはじめとする数々の国際映画祭で主要賞を受賞した気鋭の映画監督・濱口竜介。その濱口が芥川賞作家・柴崎友香の原作小説を映画化した最新作『寝ても覚めても』が9月1日より全国公開されている。同じ顔をした2人の男と1人の女をめぐる恋愛模様を描いた本作を、視覚文化評論家の塚田優がレビューする。