2018.9.28

閉じた場での行為や関係に焦点を当てる。
ミヤギフトシら企画の「Closed Windows」が開催中

朝海陽子、キム・ジンヒ、スコット・トレリーヴェン、エミリー・ワーディル、乗代雄介によるグループ展「Closed Windows」が東京・巣鴨のXYZ collectiveで開催中。会期は10月21日まで。

 ミヤギフトシらによるプロジェクト、American Boyfriendがキュレーションを務めたグループ展「Closed Windows」が、東京・巣鴨のXYZ collectiveで開催中だ。参加作家は朝海陽子、キム・ジンヒ、スコット・トレリーヴェン、エミリー・ワーディル、乗代雄介。

 本展は、男性間の同性愛行為が禁止されていた時代における、男性同士の関係を描いたE・M・フォースターの小説『モーリス』やそれにまつわるエピソードに着想を得て、閉じた場における行為やそこで育まれる関係に焦点を当てる。

 出展作品は、フランスの村で実際に起きた謎の火事をベースにしたエミリー・ワーディルの映像作品《No Trace of Accelerator》、赤々舎から写真集として刊行された浅海陽子の写真シリーズ『sight』など。また、2015年に群像新人文学賞を受賞した乗代雄介による新作短編も配布されている。

 なお、併設のスペースであるThe Steak House DOSKOIではC・Brushammerによる展示が同時開催されている。こちらも合わせてチェックしたい。