ビジネスマン必見? ポーラ美術館が「ビジネスのためのアート・ワークショップ」をスタート

箱根のポーラ美術館が新たな対話型美術鑑賞プログラム「ビジネスのためのアート・ワークショップ」を10月より本格スタートさせる。その内容とは?

過去に行われたワークショップの様子

 日本最大級の印象派コレクションを持つポーラ美術館は、これまで「夏休み子ども美術鑑賞会」など、対話型の美術鑑賞プログラムを実施してきた。この対話型の美術鑑賞とは、講師が一方的に知識を与えるのではなく、参加者と対話をしながら作品を鑑賞し、自由な発想を引き出すというものだ。

 そんなポーラ美術館が、この10月からビジネスのための対話型美術鑑賞プログラム「ビジネスのためのアート・ワークショップ」をスタートさせる。

 昨今、山口周の著書『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」』(光文社)がベストセラーとなるなど、ビジネスにおけるアートの重要性に注目が集まっている。ポーラ美術館では、このプログラムを通し、これからのビジネスシーンにおいて欠かすことのできない「感受性・洞察力を高め、本質をとらえる力」「多様性を認識し、受容する力」 「多様な情報を分析・総合しながら考察し、隠れた要素やストーリーを引き出す力」「感じたことを言語化し、論理的に伝える力」等を育成することを目指すという。

過去のワークショプの様子

 対象となるのは、企業研修(新人研修、役員研修など)、異業種交流会、ビジネスやアートに興味があるグループなど。

 プログラムは「体験版ショート・プログラム」(所要時間約2時間)と「実践版プログラム」(所要時間約3時間)の2種類を用意。体験版ショート・プログラムは本質をとらえる力や論理的に伝える力を養い、革新性や新たな価値を創造する力を体感しながら、自他の個性を理解し、オープンでフラットなコミュニケーションを体験することが目的だという。いっぽうの実践版プログラムは、体験版の目的に加え、メンバーの声を引き出し、ひとつにまとめ上げるリーダーの役割が体験できるという。

 各プログラムは美術館公式サイトより申し込み可能。気になるビジネスマンはチェックしてみてはいかがだろうか。 ​​​​​​

編集部

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