
1980年代をどう「括る」か。椹木野衣評 「起点としての80年代」、「ニュー・ウェイブ 現代美術の80年代」、「バブルラップ」、「アーカイヴ/1980年代│静岡」展
1980年代をテーマとした展覧会が、静岡市美術館、国立国際美術館、熊本市現代美術館をはじめとする各地の美術館で立て続けに開催されている。1980年代日本の現代美術はどう括られるべきなのか? 各展に見られる重複と反復、思惑を椹木野衣が読み解く。

1980年代をテーマとした展覧会が、静岡市美術館、国立国際美術館、熊本市現代美術館をはじめとする各地の美術館で立て続けに開催されている。1980年代日本の現代美術はどう括られるべきなのか? 各展に見られる重複と反復、思惑を椹木野衣が読み解く。

第6回
『美術手帖』創刊70周年を記念して始まった連載「プレイバック!美術手帖」。美術家の原田裕規がバックナンバーから特集をピックアップし、現代のアートシーンと照らし合わせながら論じる。今回は1959年3月号臨時増刊から、特集「絵画の技法と絵画のゆくえ」を紹介。

鮮やかな色彩と大胆な空間構成で、現代社会を描き出してきた大岩オスカール。その日本では10年ぶりとなる大規模な個展「大岩オスカール 光をめざす旅」が、金沢21世紀美術館で開催される。本展では近作を中心とした約60点あまりの作品のほか、大型の壁面ドローイングを発表。会期は4月27日〜8月25日。

ニューヨークを拠点に活動するアーティスト・落合多武の個展「ショパン、97分間」が、日光・てつおのガレージで開催されている。会期は4月10日まで。

映画監督のデヴィッド・リンチが、映画とクリエイティビティについての講義を行うオンラインサービスをスタートした。

野村證券を有する野村ホールディングスは、現代美術の世界で挑戦を続ける芸術家を支援することを目的とした新たなアートアワード「野村アートアワード」を創設した。賞金は100万ドル。

「コム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)」デザイナー・川久保玲が、2019年の「イサム・ノグチ賞」を受賞することがわかった。ファションの分野からの受賞は初めて。

第7回
2018年、新宿・歌舞伎町のビルを一棟丸ごと使用し、「にんげんレストラン」を開催したことで話題を集めたChim↑Pom。彼らはこれまでも公共空間に介入し、数々のアートを展開してきた。本シリーズ「The Public Times」では、Chim↑Pomリーダー・卯城竜太とアーティスト・松田修が、「公」の影響が強くなりつつある現代における、「個」としてのアーティストのあり方を全9回で探る。第7回は、大正から続く「昭和」の美術と国際展の意義を問う。

フランス・オランジュリー美術館のコレクションによる展覧会「オランジュリー美術館コレクション ルノワールとパリに恋した12人の画家たち」が、横浜美術館で開催される。本展ではルノワールの名作《ピアノを弾く少女たち》をはじめ、セザンヌ、マティス、ピカソらによる19世紀後半〜20世紀初頭の名品が一堂に集結。会期は9月21日〜2020年1月13日。

2020年3月より東京・上野の国立西洋美術館で、2020年7月より大阪・中之島の国立国際美術館で開催される、世界初となる「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」。その出品作品に関する情報が一部明らかにされた。

3月14日のクリスティーズ・ロンドンに登場した、イギリスの歌手ジョージ・マイケルのプライベートコレクションが、926万4000ポンド(約13億7000万円)の売上を記録した。60点の出品作品がすべて落札された今回の収益は、マイケルの慈善事業に充てられるという。

ベルナール・フリズの日本初個展が、六本木のペロタン東京と麻布のカイカイキキギャラリーで同時開催される。会期は3月22日〜5月8日。

今年4月に全館リニューアル・オープンを控える愛知県美術館。それを記念して、「アイチアートクロニクル 1919-2019」が開催される。本展では同館のほかに名古屋市美術館や豊田市美術館などのコレクションも集結し、1919年から現在まで、愛知の前衛的なアートシーン100年の動きを紹介する。会期は4月2日〜6月23日。

2020年東京オリンピックの聖火リレーで使用されるトーチが発表された。デザインは吉岡徳仁が担当し、「桜」がモチーフとなっている。

札幌市は同市中央区大通東2丁目の土地利用に係る公募プロポーザルにおいて、小売り大手のニトリホールディングスを最優秀提案者に選定。美術館を核とした複合施設を整備する方針を固めた。

2001年生まれのシンガー・ソングライター ビリー・アイリッシュが、楽曲「you should see me in a crown」のミュージックビデオを公開した。このビデオはアイリッシュと村上隆のコラボレーションによるもの。

平川紀道の個展「human property(alien territory)」が、東京・六本木のYutaka Kikutake Galleryで開催される。会期は3月22日〜4月27日。

東京・乃木坂の国立新美術館で、「トルコ至宝展 チューリップの宮殿 トプカプの美」展がスタートした。オスマン帝国の栄華をいまに伝える貴重な宝飾品、美術工芸品約170点が初来日した本展の見どころとは?

ニューヨークの新進のクリエイターによるファッションとアートを紹介するイベント「New York New Work」が、東京・新宿の「LUMINE 0(ルミネゼロ)」で開催される。「SPECTRUM(スペクトル)」をテーマにしたこのイベントの会期は3月21日〜24日。

インテリア小物や呉服を展開している川島織物セルコンが、東京のファッション業界を牽引するデザイナー3名とコラボレーション。その生地を北欧デンマークの家具ブランド「フリッツ・ハンセン」の名作《エッグ・チェア》に張り込み、フリッツ・ハンセン青山本店で展示する。展示期間は3月28日〜4月7日。