レオナルド・ダ・ヴィンチやラファエロ、ティツィアーノ、 ルーベンス、ベラスケス、ターナー、モネ、セザンヌ、ゴッホなど、13世紀後半から20世紀初頭までのヨーロッパ絵画の様々な画派を網羅した約2300点の作品を所蔵する世界を代表する美術館、ロンドン・ナショナル・ギャラリー。今回、イギリス国外で初めて開催される所蔵作品展「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」の出品作品が一部明らかにされた。
本展では、すでにゴッホの代表作である《ひまわり》の初来日が発表されていた。これに加え今回展示が明らかになったのは、フェルメール 《ヴァージナルの前に座る若い女性》(1670-72頃)、クロード・モネ《睡蓮の池》(1899)、ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー《ポリュフェモスを嘲るオデュッセウス》(1829)、レンブラント・ハルメンスゾーン・ファン・レイン 《34 歳の自画像》(1640)など14点。
同館のガブリエル・フィナルディ館長は「前例のないこの展覧会を通じて、これまでロンドン・ナショナル・ギャラリーになじみがなかった方々にも当館の作品のすばらしさや専門性の高さを感じていただき、また若い世代の方々の心に、偉大な絵画に接する感動を呼び起こすことができればと考えています」とのコメントを発表している。
なお本展の総出品点数は約60点が予定されており、残る作品がどのようなラインナップになるのか、期待が高まる。