
近代京都を代表する洋画家と建築家。太田喜二郎と藤井厚二の交流にフォーカスする展覧会が目黒区美術館で開催
近代京都の洋画家・太田喜二郎と、建築家・藤井厚二の交流に焦点を当てる展覧会「太田喜二郎と藤井厚二ー日本の光を追い求めた画家と建築家」が、東京の目黒区美術館で開催される。会期は7月13日~9月8日。

近代京都の洋画家・太田喜二郎と、建築家・藤井厚二の交流に焦点を当てる展覧会「太田喜二郎と藤井厚二ー日本の光を追い求めた画家と建築家」が、東京の目黒区美術館で開催される。会期は7月13日~9月8日。

“現代美術コレクターの自宅”がコンセプトのカフェレストラン「SUNDAY」。そのプロデュースを手がけるのが、自身もアートコレクターである吉野誠一だ。作品の収集にとどまらず、なぜ「SUNDAY」 をはじめとした「作品のある空間」をつくり、美術を媒介としたコミュニケーションを築いているのか。様々なかたちで美術と向き合う吉野に、作品収集の魅力について話を聞いた。

ストリートカルチャーなどを参照し、抽象絵画やインスタレーションを展開するBIEN(ビエン)の個展「THINKING BOOK / CIRCUIT MAZE」が、東京・中野のCORNER PRINTING KGで開催されている。会期は6月9日まで。

ウィリアム・モリスの研究者、そして晶文社を立ち上げた編集者としても知られる小野二郎。小野が生涯追い求めた「ユートピア」の思想とともにその仕事をたどる展覧会「ある編集者のユートピア 小野二郎:ウィリアム・モリス、晶文社、高山建築学校」が、世田谷美術館で開催されている。会期は6月23日まで。

第5回
アーティストとのコラボレーションも増え、人々のファッションへの受容が拡大する現代。アーティストの美意識や思想に共感し、作品を購入するのと同じ意識で自身の衣服を選ぶ人も多いのではないか。このシリーズでは、ファッションの新境地を追求する気鋭のブランドを紹介していく。第5回は、昨年夏に島根県立石見美術館で初となる大規模展覧会を開催し、神戸への巡回も決定しているベルリンのファッションレーベル「THERIACA」について取り上げる。

人類よりも長い歴史のなかで進化を続けてきた多様な虫の姿から、デザインの新たな一面を学ぶための展覧会「虫展 −デザインのお手本−」が、東京・六本木の21_21 DESIGN SIGHTで開催される。会期は7月19日〜11月4日。

愛知県名古屋市の山下ビルで開催された、中路景暁、髙橋莉子、菊池和晃の3名による超暴力展。「超暴力」という挑発的な造語を冠していながら、本展で展示された3名のパフォーマンスは、それぞれ直接的には暴力と結びつく内容ではなかった。ではいったい何が「超暴力」だったのだろうか? 本展を、インディペンデント・キュレーターの長谷川新が論じる。

6月2日までに終了する展覧会から、とくに注目したい3つをピックアップしてお届けする。この機会をお見逃しなく。

美術手帖では、批評家や学芸員らによる展覧会レビューを毎月掲載。その中から、5月に公開された10本をピックアップしてお届けする。各レビューの詳細はリンクから全文をチェックしてほしい。

東京都現代美術館では、夏休みの時期にあわせてふたつの展覧会が開催される。「あそびのじかん」(7月20日~10月20日)では、「遊び」をテーマに6組の作家を紹介。「MOTサテライト2019 ひろがる地図」(8月3日~10月20日)では、リニューアル後の同館をメイン会場として、清澄白河のカフェや店舗ほか7箇所で展示を見ることができる。

今年春にオープン予定だった美術館プロジェクト「ポンピドゥー・センター上海(ウェストバンド)」が、今年11月の開館を目指していることがわかった。5年間にわたり行われてきたこのプロジェクトの正体とは?

2014年にフランス・トゥールーズにある民家の屋根裏で、カラヴァッジョ作とされる《ユディトとホロフェルネス》が見つかった。「歴史的発見」とも称されるこの作品は、6月27日に同地でオークションに出品される。それに先駆け各国を巡回中の本作の、ニューヨークでの展示を取材してきた。

1991年生まれのアーティスト・高橋臨太郎の個展が東京のBLOCK HOUSEで開催された。自身の身体によって空間に働きかけるパフォーマンスや、映像やインスタレーションなどのメディアに物質や身体の限界までエネルギーを加え、「変化する意識」について思考する作品を発表してきた高橋。渋谷と原宿のあいだにあるギャラリーを会場に、東京という土地を自身の身体感覚で「測っていく」ことをテーマにした本展について、気鋭のアーティスト・大岩雄典がレビューする。

第16回芸術評論募集次席作品「インターネット民芸の盛衰史」の筆者、ウールズィー・ジェレミーによるレビュー。赤瀬川原平らが設立した「路上観察学会」の思想をたよりに、全国にチェーン展開する大型古本店「BOOKOFF」の洋書コーナーから現代社会における自由を見出す。

ミニマリズムの名を冠した東南アジア初の展覧会として「ミニマリズム - 空間、光、そしてオブジェ」が、シンガポールを代表する2つの美術館、ナショナル・ギャラリー・シンガポールとアートサイエンス・ミュージアムで開催された。ミニマル・アートを代表する作家から再評価されつつある女性作家、そして現代の表現までを取り上げ、ミニマリズムの解釈を拡大させた本展を、埼玉県立近代美術館学芸員の佐原しおりがレビューする。

カオス*ラウンジが、動画サービスniconicoの「ニコニコチャンネル」にてアートチャンネル「カオス*ラウンジの芸術動画」を開設。1年単位で構成したカリキュラムを、毎週生放送で配信するインターネットスクールが、本日5月31日よりスタートする。

2012年の東京都美術館リニューアルオープンを機にスタートした「都美セレクション グループ展」。今年は公募によって選ばれた3つの企画展が開催。また、同時期に2020年の企画も募集される。

彫刻家・髙山陽介の個展「ひろば」が、東京・天王洲のANOMALYで開催される。本展では、木彫による頭部、レリーフ、自身をモチーフとした木版画、コラージュといった様々な表現を用いた新作を見ることができる。会期は6月8日~7月6日。

今年4月に発生した火災で尖塔が焼失した、パリを象徴する「ノートルダム大聖堂」に捧げるため、ガゴシアンがパリのギャラリーで「An Exhibition for Notre-Dame」展を開催。会期は6月11日〜7月27日。また本展による収益はすべてノートルダム大聖堂の改装と修復に寄付するという。

LEDライトを用いた作品によって「生死」を表現することで知られるアーティスト・宮島達男。そのパフォーマンス作品にフォーカスした個展「Counting」が、東京のAkio Nagasawa Gallery Ginzaで開催される。会期は5月31日〜8月31日。