BIENの新作は全800ページにおよぶノートブック。中野のCORNER PRINTING KGで個展を開催中

ストリートカルチャーなどを参照し、抽象絵画やインスタレーションを展開するBIEN(ビエン)の個展「THINKING BOOK / CIRCUIT MAZE」が、東京・中野のCORNER PRINTING KGで開催されている。会期は6月9日まで。

本展フライヤー

 BIEN(ビエン)は1993年東京都生まれのアーティスト。ストリートカルチャーやアニメーション、フィギュアの文化を参照した抽象絵画やインスタレーションを展開している。

 2018年には、自身初となる個展「WOOZY WIZARD」(BLOCKHOUSE、東京、2018)を開催。近年「SIDE CORE -路・線・図-」(Gallery TRAX、山梨、2017)や「理由なき反抗」展(ワタリウム美術館、東京、2018)などのグループ展のほか、「Reborn-Art Festival」(宮城、2017)や「新芸術祭2017:150年の孤独」(福島、2017)といった芸術祭にも参加し、注目を集めてきた。

 現在も、東京・中野のCORNER PRINTING KGで個展「THINKING BOOK / CIRCUIT MAZE」を開催中のBIEN。本展では、BIENとギャラリーの共同制作によってリソグラフ印刷された数百点にもおよぶドローイングを、全800ページのノートブックにまとめて販売している。

 ノートブックには、BIENに影響を与えたストリートやキャラクター文化が垣間見える様々なモチーフのほか、独自の図像の見出し方を覗くことができる。会場では、このノートブックの制作と構想にもとづいたインスタレーションが展示されている。

編集部

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